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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


付録E.2 セントラルコンソールによるシステムの運用監視で必要な操作権限

セントラルコンソールによるシステムの運用監視中の操作で必要な操作権限は,業務グループの参照・操作制限が無効か有効かで異なります。

〈この項の構成〉

(1) 業務グループの参照・操作制限が無効な場合に必要な操作権限

業務グループの参照・操作制限が無効な場合に必要な操作権限を次の表に示します。

表E‒3 業務グループの参照・操作制限が無効な場合に必要な操作権限

操作内容

JP1権限レベル

分類

操作内容

説明

Admin

Operator

User

権限なし

システムの設定

システム環境の設定

次の画面を使用し,JP1/IM - Managerの環境設定ができる

  • [システム環境設定]画面

  • [イベント取得条件設定]画面

  • [共通除外条件設定]画面

  • [共通除外条件設定(拡張)]画面

イベントの重大度変更の定義

次の画面を使用し,条件に一致するJP1 イベントの重大度を変更できる

  • [重大度変更定義設定]画面

  • [追加重大度変更定義設定]画面

重要イベントの定義

[重要イベント定義]画面を使用し,重要イベントの定義ができる

ユーザーフィルターの設定

次の画面を使用し,ユーザーフィルターの設定ができる

  • [ユーザーフィルター設定]画面

  • [ユーザーフィルター詳細設定]画面

自動アクションの設定

次の画面を使用し,自動アクションの設定ができる

  • [アクション設定]画面

  • [アクション詳細設定]画面

  • [アクション詳細設定]画面(互換用)

  • [アクション詳細設定(イベント拡張情報)]画面

イベント情報マッピングの設定

次の画面を使用し,イベント情報のマッピング設定ができる

  • [イベント情報マッピング定義]画面

  • [イベント情報マッピング詳細定義]画面

繰り返しイベント条件の設定

次の画面を使用し,繰り返しイベントの条件を設定できる

  • [繰り返しイベント条件一覧]画面

  • [繰り返しイベント条件設定]画面

表示メッセージ変更の設定

次の画面を使用し,表示メッセージ変更定義を設定できる

  • [表示メッセージ変更定義一覧]画面

  • [表示メッセージ変更定義設定]画面

システムの操作

重要イベントの対処状況の変更

JP1イベントの対処状況を変更できる

重要イベントの解除

[重要イベント]ページに表示されているJP1イベントを重要イベントではないイベントに変更できる

機能状態通知復帰

自動アクションの遅延監視中および状態監視中に発生した通知抑止状態を解除できる

自動アクションのキャンセルの要求

送信待機,キューイング,および実行中の自動アクションのキャンセルを要求できる([アクション結果]画面,[アクション結果詳細]画面,および[アクション結果一覧]画面で[アクションキャンセル]ボタンが使用できる)

自動アクションの再実行

実行失敗,および実行終了した自動アクションを再実行できる([アクション結果]画面,[アクション結果詳細]画面,および[アクション結果一覧]画面で[再実行]ボタンが使用できる)

コマンドの実行

[コマンド実行]画面を使用し,管理対象ホストに対してコマンドが実行できる

応答待ちイベントへの応答

[応答入力]画面を使用し,応答待ちイベントに対して応答入力できる

応答待ちイベントの滞留解除

[イベントコンソール]画面の[応答待ちイベント]ページで応答待ちイベントの滞留を解除できる

応答待ちイベントの滞留状態監視の復帰

応答待ちイベントの滞留数が上限を超えた場合に通知する機能を復帰できる

メモ情報の編集

次の画面を使用し,メモ情報の設定ができる

  • [イベント詳細(編集)]画面

参照操作

JP1イベントの参照

[イベントコンソール]画面の[イベント監視]ページおよび[重要イベント]ページでJP1イベントを参照できる

[イベント詳細]画面でJP1イベントの詳細を参照できる

[関連イベント一覧]画面で関連イベントを参照できる

自動アクション結果の参照

次の画面を使用し,自動アクション結果を参照できる

  • [アクション結果]画面

  • [アクション結果詳細]画面

  • [アクション結果一覧]画面

  • [アクション結果更新条件設定]画面

イベントの検索

次の画面を使用し,イベントを検索でき,[イベントコンソール]画面の[イベント検索]ページに検索結果を表示できる

  • [イベント検索条件設定]画面

  • [固有の拡張属性条件設定]画面

  • [固有の拡張属性条件詳細設定]画面

表示フィルターの使用

[イベントコンソール]画面の[イベント監視]ページおよび[重要イベント]ページに表示するJP1イベントの条件を設定できる

表示フィルターの有効と無効を切り替えられる

イベントガイド情報の表示

[イベント詳細]画面でガイド情報を確認できる

ユーザー環境の設定

ユーザー環境の設定

[ユーザー環境設定]画面が起動でき,ユーザー環境を設定できる

連携製品の起動

モニターの起動

JP1イベントを通知したアプリケーションを起動し,情報の参照や操作ができる

統合機能メニューの起動

[統合機能メニュー]画面を使用し,連携製品を起動できる

ルールオペレーション・ビューアーの画面起動

[アクション結果]画面,[アクション結果詳細]画面,および[アクション結果一覧]画面からルールオペレーション・ビューアーの[ルール結果詳細]画面を起動できる

(凡例)

Admin:JP1_Console_Admin

Operator:JP1_Console_Operator

User:JP1_Console_User

○:操作できる

−:操作できない

  • 一つのJP1ユーザーに複数のJP1権限レベルを与えた場合に,一つの操作内容に対して「操作できる」と「操作できない」が混在したときは,「操作できる」が優先されます。

  • それぞれのJP1権限レベルで操作できない機能は,JP1/IM - Viewの画面上でその機能を使用するためのメニューやボタンなどが非活性になります。

  • JP1ユーザーがどのJP1権限レベルを与えられているかの確認は,ログイン時にだけ行われます。したがって,JP1ユーザーがログインしたあとに認証サーバでそのJP1ユーザーに対するJP1権限レベルが変更された場合は,変更後のJP1権限レベルは次回ログイン時から有効になります。

(2) 業務グループの参照・操作制限が有効な場合に必要な操作権限

業務グループの参照・操作制限が有効な場合に必要な操作権限を次の表に示します。

表E‒4 セントラルコンソールの操作で必要な操作権限

操作内容

JP1資源グループ

JP1_Consoleまたは*

JP1_Console以外

指定なし

JP1権限レベル

分類

操作内容

説明

Admin

Operator

User

権限なし

Admin

Operator

User

権限なし

権限なし

システムの設定

システム環境の設定

次の画面を使用し,JP1/IM - Managerの環境設定ができる

  • [システム環境設定]画面

  • [イベント取得条件設定]画面

  • [共通除外条件設定]画面

  • [共通除外条件設定(拡張)]画面

イベントの重大度変更の定義

次の画面を使用し,条件に一致するJP1イベントの重大度を変更できる

  • [重大度変更定義設定]画面

  • [追加重大度変更定義設定]画面

重要イベントの定義

[重要イベント定義]画面を使用し,重要イベントの定義ができる

ユーザーフィルターの設定

次の画面を使用し,ユーザーフィルターの設定ができる

  • [ユーザーフィルター設定]画面

  • [ユーザーフィルター詳細設定]画面

自動アクションの設定

次の画面を使用し,自動アクションの設定ができる

  • [アクション設定]画面

  • [アクション詳細設定]画面

  • [アクション詳細設定]画面(互換用)

  • [アクション詳細設定(イベント拡張情報)]画面

イベント情報マッピングの設定

次の画面を使用し,イベント情報のマッピング設定ができる

  • [イベント情報マッピング定義]画面

  • [イベント情報マッピング詳細定義]画面

繰り返しイベント条件の設定

次の画面を使用し,繰り返しイベントの条件を設定できる

  • [繰り返しイベント条件一覧]画面

  • [繰り返しイベント条件設定]画面

表示メッセージ変更の設定

次の画面を使用し,表示メッセージ変更定義を設定できる

  • [表示メッセージ変更定義一覧]画面

  • [表示メッセージ変更定義設定]画面

システムの操作

重要イベントの対処状況の変更

JP1イベントの対処状況を変更できる

重要イベントの解除

[重要イベント]ページに表示されているJP1イベントを重要イベントではないイベントに変更できる

機能状態通知復帰

自動アクションの遅延監視中および状態監視中に発生した通知抑止状態を解除できる

自動アクションのキャンセルの要求

送信待機,キューイング,および実行中の自動アクションのキャンセルを要求できる([アクション結果]画面,[アクション結果詳細]画面,および[アクション結果一覧]画面で[アクションキャンセル]ボタンが使用できる)

自動アクションの再実行

実行失敗,および実行終了した自動アクションを再実行できる([アクション結果]画面,[アクション結果詳細]画面,および[アクション結果一覧]画面で[再実行]ボタンが使用できる)

コマンドの実行

[コマンド実行]画面を使用し,管理対象ホストに対してコマンドが実行できる

応答待ちイベントへの応答

[応答入力]画面を使用し,応答待ちイベントに対して応答入力できる

応答待ちイベントの滞留解除

[イベントコンソール]画面の[応答待ちイベント]ページで応答待ちイベントの滞留を解除できる

応答待ちイベントの滞留状態監視の復帰

応答待ちイベントの滞留数が上限を超えた場合に通知する機能を復帰できる

メモ情報の編集

次の画面を使用し,メモ情報の設定ができる

  • [イベント詳細(編集)]画面

参照操作

JP1イベントの参照

[イベントコンソール]画面の[イベント監視]ページおよび[重要イベント]ページでJP1イベントを参照できる

[イベント詳細]画面でJP1イベントの詳細を参照できる

[関連イベント一覧]画面で関連イベントを参照できる

自動アクション結果の参照

次の画面を使用し,自動アクション結果を参照できる

  • [アクション結果]画面

  • [アクション結果詳細]画面

  • [アクション結果一覧]画面

  • [アクション結果更新条件設定]画面

イベントの検索

次の画面を使用し,イベントを検索でき,[イベントコンソール]画面の[イベント検索]ページに検索結果を表示できる

  • [イベント検索条件設定]画面

  • [固有の拡張属性条件設定]画面

  • [固有の拡張属性条件詳細設定]画面

表示フィルターの使用

[イベントコンソール]画面の[イベント監視]ページおよび[重要イベント]ページに表示するJP1イベントの条件を設定できる

表示フィルターの有効と無効を切り替えられる

イベントガイド情報の表示

[イベント詳細]画面でガイド情報を確認できる

ユーザー環境の設定

ユーザー環境の設定

[ユーザー環境設定]画面が起動でき,ユーザー環境を設定できる

連携製品の起動

モニターの起動

JP1イベントを通知したアプリケーションを起動し,情報の参照や操作ができる

統合機能メニューの起動

[統合機能メニュー]画面を使用し,連携製品を起動できる

ルールオペレーション・ビューアーの画面起動

[アクション結果]画面,[アクション結果詳細]画面,および[アクション結果一覧]画面からルールオペレーション・ビューアーの[ルール結果詳細]画面を起動できる

(凡例)

Admin:JP1_Console_Admin

Operator:JP1_Console_Operator

User:JP1_Console_User

○:操作できる

−:操作できない

JP1ユーザーがどのJP1資源グループ・JP1権限レベルを与えられているかの確認は,ログイン時にだけ行われます。したがって,JP1ユーザーがログインしたあとに認証サーバで,そのJP1ユーザーに対するJP1資源グループ・JP1権限レベルが変更された場合は,変更後のJP1資源グループ・JP1権限レベルは次回ログイン時から有効になります。

注※

業務グループ内で発生したホストに対する操作,または業務グループ内のホストで発生したJP1イベントを表示できます。