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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


4.20.2 JP1/IM - Managerのメール通知の機能について

JP1/IM - Managerでは,重要な障害が発生したときに自動アクションでメールを送信する方法として,JP1/TELstaffを使用する方法と,JP1/IM - Managerのjimmailコマンドを使用する方法があります。

JP1/IM - Manager(jimmailコマンド)の機能の一覧を次の表に示します。

なお,JP1/TELstaffの機能については,機能追加および仕様変更によって,機能が変更になることがあります。JP1/TELstaffの機能の詳細については,マニュアル「JP1/TELstaff 構築・運用ガイド」を参照してください。

表4‒38 JP1/IM - Manager(jimmailコマンド)の機能の一覧

項目

JP1/IM - Manager

(jimmailコマンド)

トリガフォン,パトランプを使用した監視

×

複数メールサーバの設定

×

SMTP認証

認証なし

POP before SMTP認証

SMTP-AUTH認証

PLAIN

LOGIN

CRAM-MD5

×

DIGEST-MD5

×

SMTP認証パスワードの暗号化

※1

通信の暗号化

STARTTLS

×

SMTPS(SMTP over SSL)

×

宛先

宛先の単一指定

宛先の複数指定

CC/BCCの指定

×

送信元アドレスの指定

返信先アドレスの指定

×

グループ(連絡網)指定

×

メールの内容

メール主題の指定

メール本文の指定

メール主題,本文の定義方法

CUI

(コマンド)

添付ファイル

×

情報の引き継ぎ

(IMのイベント,アクション情報の変数を使用する)

変数の使用※2

×

開封確認付きメールの送信

×

重要度情報の付加

×

送信失敗時のリトライ送信

×

カレンダー機能(平日/休日)

×

スケジュール機能(1時間単位)

×

発信制限

×

(凡例)

○:対応する

×:対応しない

注※1

メール環境定義ファイルに,暗号化したSMTP/POP3認証パスワードを保存します。

注※2

あらかじめ変数と変数に対応する文字列を定義し,メール送信の際に変数名を特定の文字列に置換する機能です。

JP1/IM - Manager(jimmailコマンド)については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jimmail(Windows限定)」を参照してください。

JP1/IM - Manager(jimmailコマンド)には制限値があります。次の表を参考にしてください。

表4‒39 JP1/IM - Manager(jimmailコマンド)の制限値

項目

制限値

メールアドレスの最大長

256バイト

メール主題の最大長

512バイト

メール本文の最大長

4,096バイト

メール本文(1行)の最大長

512バイト

1回で送信できるメール件数

20件

また,自動アクションのコマンドラインの最大長は4,096バイトです。最大長を超えた場合,jimmailコマンドは実行されません。