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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


4.9.1 マッピングの仕組み

発生元ホストのマッピングは,イベント基盤サービスで提供されています。発生元ホストのマッピングと主な機能との処理関係を次に示します。

図4‒84 主な機能との処理関係

[図データ]

JP1/BaseのイベントサービスからJP1イベントを取得後,ホストの情報をJP1イベントの拡張属性「発生元ホスト名(E.JP1_SOURCEHOST)」にマッピングします。このときマッピングするJP1イベントは,自動的にマッピングされるJP1イベントと発生元ホストマッピング定義ファイルの条件に一致したJP1イベントです。

自動的にマッピングされるJP1イベントについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「5.15 発生元ホストのマッピングの設定」を参照してください。発生元ホストマッピング定義ファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「発生元ホストマッピング定義ファイル(user_hostmap.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。

取得したイベントが,発生元ホストマッピング定義ファイルの条件にすべて一致しなかった場合,「登録ホスト名(B.SOURCESERVER)」の値がマッピングされます。また,取得したJP1イベントの拡張属性「発生元ホスト名(E.JP1_SOURCEHOST)」にすでに値が設定されている場合,イベントが発生元ホストマッピング定義ファイルの条件に一致していても,発生元ホストはマッピングされません。

また,次に示すケースの場合は,発生元ホストはマッピングされません。

JP1/IM - Managerを上書きインストールした場合,発生元ホストマッピング定義ファイルで設定した定義は引き継がれます。また,発生元ホストのマッピング機能の有効・無効も引き継がれます。