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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


4.7 JP1イベントの重大度の変更

統合監視DBを使用する場合,重大度変更機能を使用できます。重大度変更機能は,JP1イベントの重大度をあらかじめ定義しておいた重大度に変更する機能です。重大度変更機能を使用することで,JP1イベントをシステムの運用に合わせて管理できます。JP1イベントの重大度は,緊急(Emergency),警戒(Alert),致命的(Critical),エラー(Error),警告(Warning),情報(Information),通知(Notice),デバッグ(Debug)に変更できます。また,重大度を変更すると,次の機能で変更後の重大度を指定したり,監視したりできます。

例えば,各ホストから発生したさまざまなJP1イベントの重大度を,ホストごとに一つの重大度に変更したり,JP1イベントごとに異なる重大度を一つの重大度に変更したりできます。

図4‒79 ホストAで発生したJP1イベントの重大度を緊急にする場合

[図データ]

重大度変更機能を使用したい場合,jcoimdefコマンドで重大度変更機能を有効にしてください。重大度変更機能を有効にするには,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「5.13 重大度変更機能の設定」を参照してください。

重大度変更機能は,[重大度変更定義設定]画面または重大度変更定義ファイルで設定します。[重大度変更定義設定]画面については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス」の「3.21 [重大度変更定義設定]画面([追加重大度変更定義設定]画面)」を参照してください。

重大度変更定義ファイルについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「重大度変更定義ファイル(jcochsev.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。