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JP1 Version 12 統合管理 基本ガイド


付録D.3 ファイアウォールの通過方向

ファイアウォールの通過方向を示します。なお,JP1/IMおよびJP1/Baseは,パケットフィルタリング型,NAT(スタティックモード)型のファイアウォールに対応しています。

ファイアウォールの通過方向

サービス名

ポート番号

ファイアウォールの通過方向

jp1imevt

20098/tcp

イベント転送元のJP1/Base → イベント転送先のJP1/Base

jp1imevtapi

20099/tcp

JP1/IM - Managerなどのイベントを取得するプログラム → JP1/Base

jp1imevtcon

20115/tcp

JP1/IM - View → JP1/IM - Manager(セントラルコンソール)

jp1imrt

20237/tcp

JP1/IM - Manager → JP1/Base

jp1imcmda

20238/tcp

JP1/IM - View → JP1/IM - Manager(セントラルコンソール)

JP1/IM - Manager(セントラルコンソール) → JP1/Base※1

jp1imcmdc

20239/tcp

JP1/IM - Managerが導入されているホストのJP1/Base ←→ コマンド実行先ホストのJP1/Base

jp1bsuser

20240/tcp

JP1/IM - Manager → JP1/Base

jp1imcss

20305/tcp

JP1/IM - View → JP1/IM - Manager(セントラルコンソール)

jp1bsplugin

20306/tcp

JP1/IM - Managerなどのサービスを使用する上位プログラム → JP1/Base

jp1imegs

20383/tcp

JP1/IM - Managerがインストールされたマシン内だけの通信となるため,ファイアウォールの設定は不要

jp1bscom

20600/tcp

JP1/IM - Manager ←→ ほかのホストのJP1/Base

JP1/IM2 - Manager DB Server

20700/tcp

JP1/IM - Manager → JP1/IM-Manager DB Server

jp1imfcs

20701/tcp

JP1/IM - Managerがインストールされたマシン内だけの通信となるため,ファイアウォールの設定は不要

jp1imcf

20702/tcp

JP1/IM - View → JP1/IM - Manager(IM構成管理)

jddmain

20703/tcp

Webクライアント(WWWブラウザーやREST API発行クライアント) → JP1/IM - Manager(インテリジェント統合管理基盤)

jimmail

25/tcp※2

JP1/IM - Manager → メールサーバ(SMTP) (認証なしの場合)

587/tcp※2

JP1/IM - Manager → メールサーバ(SMTP) (SMTP-AUTH認証の場合)

110/tcp※2

JP1/IM - Manager → メールサーバ(POP3) (POP before SMTP認証の場合)

(凡例)

→ :コネクション確立時の接続方向

注※1 マネージャーのJP1/Baseが対象です。

注※2 接続先ポート番号は,接続先サーバの使用するポートによって変わる場合があります。

ここで示したポート番号を利用してコネクションを確立したい場合は,ファイアウォールの設定で「サービス名のポート」と「サービス名のポート番号に対して確立されたセッションへの返信はANY」を必ず通すようにしてください。返信が「ANY」となるのは,OSによる自動採番のためです。

コネクション確立時は,表中のポート番号を,接続を受ける側(矢印が向いている側)が使用します。接続する側は,OSによって割り当てられる空きポート番号を使用します。この場合に使用するポート番号の範囲は,OSによって異なります。

なお,ファイアウォールサーバマシン上にJP1/IMおよびJP1/Baseをインストールする場合は,同一マシン内での通信もファイアウォールによる通信制限の対象となる場合がありますので,この場合,同一マシン内でも表中のポート番号で通信できるように設定してください。

関連項目