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JP1 Version 12 統合管理 基本ガイド


付録A.1 メール通知機能の設定(Windows限定)

メール通知機能とは,JP1/IM - Managerが提供している機能の一つで,JP1/IM - Managerのjimmailコマンドを使用してメールを送信する機能です。このマニュアルでは,メール通知機能を使用してメールを送信するための設定の手順を説明します。

〈この項の構成〉

(1) 作成するメール環境定義ファイルの記載内容の説明

付録A.1(2) メール環境定義ファイルを作成してメール通知機能をセットアップする(Windows限定)」で作成する,メール環境定義ファイルの設定内容の詳細を説明します。

メール環境定義ファイルの記載内容の詳細

記載内容

設定項目

説明

From=jp1_xxx@yyy.jp

送信元メールアドレス

送信元のメールアドレスを1〜256バイトの範囲で1件だけ指定します。

使用できる文字は以下のとおりです。

  • 0-9,a-z(半角英数字)

  • @(アットマーク)

  • .(ピリオド)

  • -(ハイフン)

  • _(アンダーバー)

SmtpServer=SMTPサーバのホスト名またはIPアドレス

SMTPサーバのホスト名またはIPアドレス

メール送信時に接続するSMTPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPアドレスはIPv4だけに対応します。SMTPサーバは複数指定できません。

AuthMethod=SMTP

メール送信時の認証方式

メール送信時にするメールサーバとの認証処理の方式を指定します。

  • NONE:認証なし

  • POP:POP before SMTP認証

  • SMTP:SMTP-AUTH認証(LOGIN/PLAIN)

初期値はNONEです。

AuthUser=認証アカウント名

POP before SMTP認証またはSMTP-AUTH認証で使用する認証アカウント名

POP before SMTP認証またはSMTP-AUTH認証で使用する認証アカウント名を指定します。

認証アカウント名は,1〜255バイトの半角文字で指定します。

初期値は空文字("")です。

(2) メール環境定義ファイルを作成してメール通知機能をセットアップする(Windows限定)

メール通知機能の設定をカスタマイズするためには,メール環境定義ファイルを設定する必要があります。このマニュアルでは,メールサーバにSMTP-AUTH認証で接続する場合に必要な設定手順を説明します。

前提条件

次の条件を満たす必要があります。

操作手順

  1. メール環境定義ファイルをテキストエディターで開きます。

    Consoleパス\conf\mail\jimmail.conf

  2. メール環境定義ファイルの次に示す項目を設定します。

    • From

      From=jp1_xxx@yyy.jp

    • SmtpServer

      SmtpServer=SMTPサーバのホスト名またはIPアドレス

    • AuthMethod

      AuthMethod=SMTP

    • AuthUser

      AuthUser=認証アカウント名

  3. 次のjimmailpasswdコマンドを実行して認証パスワードを設定します。

    "Consoleパス\bin\jimmailpasswd" -p 認証パスワード

  4. 通信環境を設定します。

    • メールサーバホストの名前解決

      SMTPサーバ名およびPOP3サーバ名の名前解決ができるように,jp1hostsファイル,jp1hosts2ファイル,hostsファイル,およびDNSを設定します。

    • ファイアウォールの設定

      jimmailコマンドとメールサーバがSMTP/POP3通信するために,ファイアウォールの通過設定をします。

関連項目