Hitachi

JP1 Version 12 統合管理 基本ガイド


2.5.1 前提製品のインストール(Linuxの場合)

JP1/IMでシステムの監視を始める前に,マネージャーとするホストおよびエージェントとするホストに,JP1/Baseをインストールする必要があります。ここでは,JP1/Baseの新規インストール手順について説明します。

〈この項の構成〉

(1) JP1/Baseをインストールする(Linuxの場合)

JP1/IMで監視するシステム内で,マネージャーとするホストおよびエージェントとするホストにJP1/Baseを新規インストールします。

前提条件

次の条件を満たす必要があります。

操作手順

  1. プログラムを終了します。

    JP1/Baseをインストールする前に,JP1の全プログラムを終了してください。

  2. JP1/Baseの提供媒体をドライブに入れます。

  3. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerをインストールおよび起動します。

    /cdrom/XXXX/setup /cdrom

    XXXXの部分は,ご使用のOSによって異なります。また,デバイススペシャル名の「/cdrom」には,自動的にマウントされたデバイススペシャル名を指定してください。

    Hitachi PP Installerが起動すると,初期画面が表示されます。表示される初期画面例を次に示します。

    [図データ]

  4. Hitachi PP Installerの初期画面に「I」を入力して,ソフトウェアの一覧を表示します。

  5. ソフトウェアの一覧のカーソルを「JP1/Base」に移動させ,スペースバーで選択します。

  6. Hitachi PP Installerに「I」を入力して,JP1/Baseのインストールを開始します。

    自動でセットアップの初期設定が行われ,インストール完了後すぐにJP1/Baseを運用できるようになります。

  7. インストール完了後,「Q」を入力して初期画面に戻ります。

  8. Hitachi PP Installerを終了したあと,JP1/Baseの自動起動スクリプトを作成します。

    次のとおりコマンドを実行します。

    cd /etc/opt/jp1base

    cp -p jbs_start.model jbs_start