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JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server 管理者ガイド


4.2.2 代表ユーザに関する制限事項

代表ユーザに関する制限事項を以下に記載します。

表4‒4 代表ユーザに関する制限事項

項番

制限事項

1

監査ログ取得時の取得対象期間の範囲指定について

監査ログを取得する際に指定する,ログ取得対象期間の範囲指定について,以下の制限事項があります。

  • 実在しない日付を指定した場合,日付の範囲が正しく判定されません。

    【例】

    2010/09/31(9月に31日は存在しません。)を期間終了日に指定した場合,2010/10/01までのログがダウンロードされます。

  • 期間開始日よりも古い日付を,期間終了日に指定した場合,空のファイルがダウンロードされます。

2

認証ポリシーの設定について

認証ポリシーを変更した場合,その変更内容がすぐに適用されないときがあります。ログアウト操作を行うと変更内容が反映されますので,認証ポリシーの変更後はログアウト操作を行ってください。

3

[新規送信]画面で,自動で切り替わったポリシーの宛先数上限が減少した場合について

宛先数の上限が異なるポリシーを作成した場合は,以下の現象が発生するおそれがあります。

[新規送信]画面で宛先にユーザを追加したあとで配送ポリシーが変更された場合に,変更後の配送ポリシーの宛先上限数がすでに宛先に追加したユーザ数よりも少ないときは,変更後の配送ポリシーの宛先上限数以降に宛先登録したユーザは,宛先一覧から削除されます。

4

配送ポリシー保存期間の設定と海外の時差について

海外で利用する場合,新規送信の保管期間は送信時には海外の時間を基準として設定されますが,実際の保管期間はJP1/DH - Serverが配置されているサーバのタイムゾーン設定に従った時間となります。そのため,JP1/DH - Serverのタイムゾーン(例:日本)より時刻が遅いタイムゾーン(例:アメリカ)で利用する場合,保管期限に1日を設定して送信すると,送信直後に保管期限が切れることがあります。JP1/DH - Serverが配置されている地域の時間より時刻が遅い地域で利用する場合は,保管期間に余裕を持たせて運用してください。