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JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server 管理者ガイド


2.2.3 設定

JP1/DH - Serverにログインする際の認証方法は,ログイン時に適用される認証ポリシーによって決定されます。

使用したい認証方法を認証ポリシーとして定義し,その認証ポリシーが適切に適用されるように認証ルールを定義します。設定の流れを次の図に示します。

図2‒3 設定の流れ

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) LDAP認証システムの作成

ディレクトリ・サーバと連携した認証を使用する場合,ディレクトリ・サーバの接続先URLなどの接続情報を定義するLDAP認証システムを作成します。複数のディレクトリ・サーバと連携する場合は,連携するディレクトリ・サーバごとにLDAP認証システムを作成します。

JP1/DH - Serverのユーザ管理情報を使用した認証の場合は,あらかじめ定義されている標準認証システムを使用するため,LDAP認証システムを作成する必要はありません。

(2) グループの作成

グループを作成します。

認証ポリシーは,ドメイン単位およびグループ単位で適用されます。あとから作成する認証ポリシーの種類と数に応じて,適切なグループを作成してください。

(3) ユーザの作成

ドメイン,またはグループに所属するユーザを作成します。

ディレクトリ・サーバと連携した認証を使用するユーザのユーザIDは,ディレクトリ・サーバで管理されているユーザIDを指定します。

(4) 認証ポリシーの作成

認証ポリシーを作成します。

認証ポリシーの作成で選択する認証システムの種類で,認証ポリシーが適用された際の認証方法が決まります。

JP1/DH - Serverのユーザ管理情報を使用した認証を行う場合は「標準認証システム」,ディレクトリ・サーバと連携した認証を行う場合は,「2.2.3 (1) LDAP認証システムの作成」で作成したLDAP認証システムを選択します。

(5) 認証ルールの作成

2.2.3 (2) グループの作成」で作成したグループに所属するユーザが,JP1/DH - Serverにログインする際に,「2.2.3 (4) 認証ポリシーの作成」で作成した認証ポリシーが適用されるように認証ルールを作成します。