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JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server システム管理者ガイド


4.2.1 ドメインの作成

ドメインを作成する手順を次に示します。

  1. JP1/DH - Serverにログインします。

  2. サイドバー領域の[ユーザとグループ管理]をクリックします。

    コンテント領域に[ユーザとグループ管理]画面が表示されます。

  3. [全てのユーザ]をクリックして,[グループを作成]を選択します。

    [新規グループ]画面が表示されます。

    [図データ]

  4. ドメインを作成します。

    [図データ]

    [基本]タブの入力項目について次に示します。

    なお,[プロパティ]タブ,[アドレス帳表示管理]の各入力項目については,マニュアル「JP1/Data Highway - Server 管理者ガイド」を参照してください。

    表4‒1 [基本]タブの設定項目

    項目

    説明

    [グループ名(日本語/中国語)]テキストボックス

    グループ名(ドメイン名)を入力します。

    ここで入力した値は,日本語と中国語の画面で表示されます。

    作成後は変更できません。

    • 入力できる文字数は200文字以内です。

    • 記号(/\?*:|"<>#@^[]$)は使用できません。

    • 空白だけ,ピリオド(.)だけは使用できません。

    [グループ名(英語)]テキストボックス

    グループ名(ドメイン名)を入力します。

    ここで入力した値は,英語の画面で表示されます。

    ここで入力した値の,スペースを取り除き小文字にしたものが,このドメイン以下に所属するユーザのユーザIDの@以降の文字になります。

    作成後は変更できません。

    • 入力できる文字数は50文字以内の半角英数字と記号です。

    • 記号(/\?*:|"<>#@^[]$),空白は使用できません。

    • ピリオド(.)だけ,または終端にピリオド(.)は使用できません。

    • Windowsの予約語(CON,PRN,AUX,CLOCK$,NUL,COM0,COM1,COM2,COM3,COM4,COM5,COM6,COM7,COM8,COM9,LPT0,LPT1,LPT2,LPT3,LPT4,LPT5,LPT6,LPT7,LPT8,LPT9)は使用できません。

    [親グループ]ドロップダウンリストボックス

    作成するグループの所属グループを選択します。

    「全てのユーザ」グループを選択します。

    [グループ種別]ドロップダウンリストボックス

    グループ種別は変更できません。

    [招待者の作成]チェックボックス

    招待者の作成機能の使用を許可するか否かを設定します。チェックがOFFの場合は招待者の作成機能は使用できません。

    代表ユーザが後から変更できます。

    [ダウンロード制限]テキストボックス

    ドメイン全体の1ヶ月間のダウンロード制限値をMB単位で入力します。

    • 最小値は0,最大値は8,796,093,022,207です。

    • 代表ユーザが後から変更できます。

    [ダウンロード制限リセット日]テキストボックス

    ダウンロード制限の毎月リセットされる日を入力します。

    • 最小値は1,最大値は31です。

    • 31にすると月末のリセットになります。

    [代表ユーザによるダウンロード制限の変更]テキストボックス

    代表ユーザによるダウンロード制限の変更を許可するかどうかを設定します。

    デフォルトは[許可する]です。変更を許可しない場合は,チェックボックスのチェックを外します。

    [全体ディスク容量]テキストボックス

    ドメイン全体が使用できる全体ディスク容量をMB単位で入力します。

    • 最小値は0,最大値は8,796,093,022,207です。

    [保存期間]チェックボックス

    ユーザが新規送信時に指定できる保存期間の最大値を指定します。デフォルトはシステムで設定した最大の保管期間です。

    [最大ユーザ数]テキストボックス

    ドメイン全体が登録可能な最大ユーザ数を設定します。

    • 最小値は1,最大値は1,000,000です。

    [未登録宛先送信機能の使用]チェックボックス

    ドメイン全体で,未登録宛先送信機能の使用を許可するか否かを設定します。チェックがOFFの場合はドメイン全体で,未登録宛先機能は使用できません。

    [SSO(SAML)]チェックボックス

    システムにシングルサインオンで認証する場合の設定です。

    • Idp(URL)

      シングルサインオンするURLを指定します。

    • NameIdPolicyFormat

      シングルサインオンする際の認証応答メッセージ内のユーザーの識別子に関するポリシーの形式を指定します。

    [Idpの証明書]テキストエリア

    IdPから取得したPEM形式の証明書またはメタデータをUTF-8で開き,証明書の内容をテキストエリアにコピーします。

  5. [作成]ボタンをクリックします。

メモ

既存のドメインと同じ内容のドメイングループを新たに作成する場合は,グループのメニューアイコン([図データ])をクリックして[グループを複製]を選択してください。複製元ドメイングループと同じ内容の値を初期値に設定した[新規グループ]画面が表示されます。ドメイン名だけを別名にして,同じ内容のドメイングループを作成したい場合などは,グループの複製を利用するとかんたんにグループを作成できます。