Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server 構築・運用ガイド


付録C.10 HAモニターを使用する場合

〈この項の構成〉

(1) 障害の検出

HAモニターを使用する際にサーバの障害検出を行う場合,障害を検出する監視コマンドをC言語,またはシェル言語で作成する必要があります。

監視コマンドはHAモニターにより起動され,サーバ稼働中は常に起動しています。監視コマンドが終了すると,HAモニターは傷害が発生したとみなしフェールオーバーを実行します。

HAモニターで提供されているサンプル監視コマンドを次に示します。下記の例では,対象プログラムのプロセスが存在しない場合には,サーバ障害が発生したとみなしています。

#!/bin/sh
SERVER=/home/xxxx/yyyy    # サーバプログラム名
while true                # メインループ
do
    # ps コマンドでサーバプログラムのプロセスを確認
    CHECK=`ps -ef | grep $SERVER | grep -v grep`
 
    # プロセスがない場合はコマンドを終了
    if [ "$CHECK" = "" ]
    then
        exit 0
    fi
 
    # プロセスがある場合は監視を継続する
done

JP1/DH - Serverは,Linux標準コマンドのpsコマンドの実行結果で,JP1/DH - Serverが使用しているサービスが存在する場合は正常とみなし,監視処理を行います。