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JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server 構築・運用ガイド


付録B データベースの通信ポート番号の変更

データベースの通信ポート番号を変更する手順を説明します。

下記の手順は,JP1/DH - ServerマシンにビルトインAdministratorユーザ(Windowsの場合),またはrootユーザ(Linuxの場合)でログインして実施してください。

  1. JP1/DH - Serverを停止する。

    6. 起動と停止」に従い,JP1/DH Webアプリケーションサーバのサービスとデータベースのサービスを停止します。

  2. データベースの通信ポート番号を変更する。

    ファイルパス

    <インストール先フォルダ>\PostgreSQL\9.4\data\postgresql.conf
    注※

    Linuxの場合は「/opt/jp1dh/server」に読み替えてください。

    • データベースの通信ポート番号の設定

      データベースの通信ポート番号を変更します。

      port = 通信ポート番号           # (change requires restart)

      (例)ポート番号を56789に変更する場合

      port = 56789                     # (change requires restart)
  3. データベースを起動する。

    6. 起動と停止」に従ってデータベースを起動します。

  4. JP1/DH Webアプリケーションサーバの環境設定を変更する。

    JP1/DH Webアプリケーションサーバの環境設定を編集して,JP1/DH - Serverがデータベースと通信する際に使用するポート番号の設定を変更します。

    ファイルパス

    <インストール先フォルダ>\misc\digikatsuwide\digikatsuwide\WEB-INF\digikatsuwide.xml
    注※

    Linuxの場合は「/opt/jp1dh/server」に読み替えてください。

    • データベースと通信する際のポート番号の設定

      データベースと通信する際のポート番号を変更します。

      <biz-connect id="bizconnect">
          <persistence>
              <database >
                  …
                  <url>jdbc:postgresql://localhost:通信ポート番号/bcdb</url>
              </database>
          </persistence>
      </biz-connect>

      (例)ポート番号を56789に変更する場合

      <biz-connect id="bizconnect">
          <persistence>
              <database >
                  …
                  <url>jdbc:postgresql://localhost:56789/bcdb</url>
              </database>
          </persistence>
      </biz-connect>
  5. JP1/DH Webアプリケーションサーバを起動する。

    5.3.2 (1) JP1/DH Webアプリケーションサーバを起動する」の内容を実行します。

  6. アプリケーション構成変更の準備を行う。

    5.3.2 (2) アプリケーション構成変更の準備を行う」の内容を実行します。

  7. JP1/DH Webアプリケーションサーバを再起動する。

    5.3.2 (3) JP1/DH Webアプリケーションサーバを再起動する」の内容を実行します。

  8. アプリケーションの構成を変更する。

    コマンドプロンプト(Windowsの場合),またはコンソール(Linuxの場合)を起動し,下記を実行します。

    • Windowsの場合

      set PGPORT=データベースの通信ポート番号
      <インストール先フォルダ>\setup_util\deploy_app.bat
    • Linuxの場合(ログインシェルにtcshを使用している場合)

      setenv PGPORT=データベースの通信ポート番号
      /opt/jp1dh/server/setup_util/deploy_app.sh
    • Linuxの場合(ログインシェルにbashを使用している場合)

      export PGPORT=データベースの通信ポート番号
      /opt/jp1dh/server/setup_util/deploy_app.sh

      表示される指示に従ってください。

  9. JP1/DH Webアプリケーションサーバを停止します。

    5.3.2 (5) JP1/DH Webアプリケーションサーバを停止する」の内容を実行します。

  10. JP1/DH Webアプリケーションサーバのサービスを起動します。

    6. 起動と停止」の内容に従って,JP1/DH Webアプリケーションサーバのサービスを起動します。

    重要

    データベースの通信ポート番号を初期値から変更した場合は,下記のコマンドを実行する際にあらかじめ環境変数に変更後のデータベースの通信ポート番号を設定する必要があります。

    • <インストール先フォルダ>/setup_util/deploy_app.bat

    • <インストール先フォルダ>/bin/dbbackup.bat

    • <インストール先フォルダ>/bin/dbchangepassword.bat

    • <インストール先フォルダ>/bin/dbrestore.bat

    • <インストール先フォルダ>/bin/getdetaillog_server.bat

    • <インストール先フォルダ>/bin/regist_users_number.bat

    重要

    Linuxの場合は<インストール先フォルダ>を「/opt/jp1dh/server」に,拡張子.batを.shに読み替えてください。