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JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server 構築・運用ガイド


8.4.10 ユーザ情報のインポート

CSV形式のファイルを使用して,ユーザ情報のインポートができます。

〈この項の構成〉

(1) 形式

DWAdminClient.bat△IMPORTUSERINFO
   -property△プロパティファイル
   -file△インポートファイル
   -result△実行結果ファイルの保存先

(2) 引数

表8‒23 ユーザ情報のインポートコマンドの引数

項番

オプション

説明

1

-file

インポートするCSVファイルのパスを指定します。

ファイルパスにスペースを含む場合は,ファイルパスを””(ダブルクォート)で囲んでください。

2

-result

実行結果ファイルの保存先のパスを指定します。

ファイルが存在しない場合は,新しくファイルを作成します。すでにファイルが存在する場合は,上書きして保存します。

3

-property

8.3.2 共通オプション」を参照してください。

(3) 解説

(a) インポートできるユーザ情報

インポートできるユーザ情報を次に示します。

項番

ユーザ情報

作成

参照

更新

削除

1

ユーザ

2

ドメイン

×

×

3

グループ

4

ユーザの所属

×

×

5

代表ユーザ権限

×

×

注※

指定したグループの直下にユーザ,またはグループが存在する場合は,削除できません。ただし,他のグループとの兼任ユーザだけが存在する場合は,削除できます。

(凡例)

○:インポート可

×:インポート不可

(b) インポートCSV(import_users.csv)ファイルの作成例

インポートCSVファイルの作成例を次に示します。ファイル作成時の注意事項については,マニュアル「JP1/Data Highway - Server 管理者ガイド」の「3.5.2(1) 一括管理に使用するCSVファイル作成時の注意事項」参照してください。

[domains]
FUNCTION,NAME_EN,NAME_JA,PARENT_NAME_EN,FOR_GUEST,EXPIRE_DATE,QUOTA, 
USE_USER_OPTION,USER_REGISTERABLE,MAX_DISK_SPACE,TRAFFIC_LIMIT,
LIMIT_USER_NUMBER,CUT_OFF_DAY,INPUT_ANY_ADDRESS,USE_UNREGISTERED_ADDRESS
CREATE,Hitachi xxxxxx,All Users,FALSE,,,,,51200,51200,100,31,TRUE,TRUE
 
[users]
FUNCTION,USER_ID,EMAIL,PASSWORD,NAME,NAME_EN,NAME_KANA,LANG,
MEMO,EXPIRE_DATE,QUOTA,USE_USER_OPTION,USE_GUEST_USERS,INPUT_ANY_ADDRESS
READ,u1@user,u1@xxx.com,passowrd,ユーザ1,User1,ゆーざ1,ja,メモ,2012/01/01,1024,,,
READ,u2@user,u2@xxx.com,passowrd,ユーザ2,User2,ゆーざ2,ja,メモ,2012/01/01,1024,,,
 
[groups]
FUNCTION,DOMAIN,NAME_EN,NAME_JA,PARENT_NAME_EN,FOR_GUEST,EXPIRE_DATE,QUOTA,USE_USER_OPTION,USER_REGISTERABLE,INPUT_ANY_ADDRESS
READ,domain1,Group1,グループ1,Hitachi xxxxx
 
[binders]
USER_ID,GROUP_NAME_EN,FLAG_DELETE
u1@user,g1,FALSE
u2@user,g1,FALSE
 
[managers]
FUNCTION,USER_ID,GROUP_NAME_EN
重要

[groups]定義部に項目名だけを指定する場合は,項目名の「DOMAIN」は省略できます。

各定義部について説明します。[domains]定義部に指定できる項目について,次の表に示します。

表8‒24 [domains]定義部の設定項目

項番

項目

項目(日本語)

説明

省略

1

FUNCTION

操作種別

ドメイン定義部に対して実行する操作種別を指定します。

  • CREATE:作成

  • READ:何もしない

READを指定した場合,そのレコード(行)は無視されます。

FUNCTIONが存在しない場合は,「CREATE」となります。

2

NAME_EN

グループ名(英語)

グループ名(英語)を指定します。

なお,ここで指定した名称からスペースを取り除いた値が,ドメイン名となります。ユーザIDの@以降の値と同じです。

不可

グループ名(英語)の指定規則

  • 入力できる文字数は200文字以内の半角英数字と記号です。

  • 記号(/\?*:|"<>@^)は使用できません。

  • 空白だけ,ピリオド(.)だけは使用できません。

3

NAME_JA

グループ名

(日本語/中国語)

グループ名(日本語/中国語)を指定します。

不可

グループ名(日本語/中国語)の指定規則

  • 入力できる文字数は200文字以内です。

  • 記号(/\?*:|"<>@^)は使用できません。

  • 空白だけ,ピリオド(.)だけは使用できません。

4

PARENT_NAME_EN

親グループ名(英語)

親グループのグループ名(英語)を指定します。

「All Users」を指定してください。

不可

5

FOR_GUEST

グループ種別

グループの種別を指定します。大文字・小文字の区別はありません。

  • TRUE:招待者グループ

  • FALSE:ユーザグループ(省略時の仮定値)

大文字・小文字の区別はありません。ドメイングループは,招待者グループにはできません。

6

EXPIRE_DATE

アカウント期限

アカウント期限をYYYY/MM/DD,またはYYYY-MM-DDの形式で指定します。現在の日付(日本時間)から2031/12/31まで指定できます。

「UNLIMITED」という文字列を指定すると無期限となります。省略した場合は無期限となります。

文字列中の半角スペース,改行,タブ文字は無視されます。なお,YYYY,MM,DDの間にこれらの文字を挟むことはできません。

7

QUOTA

保管容量

保管容量をMB単位で指定します。

省略した場合は1GBとなります。

0から最大8796093022207まで指定できます。

8

USE_USER_OPTION

オプション使用許可

オプションの使用を許可するかを指定します。大文字・小文字の区別はありません。

  • TRUE:許可する(省略時の仮定値)

  • FALSE:許可しない

大文字・小文字の区別はありません。

9

USER_REGISTERABLE

招待者使用許可

招待者の使用を許可するかを指定します。大文字・小文字の区別はありません。

  • TRUE:許可する

  • FALSE:許可しない(省略時の仮定値)

大文字・小文字の区別はありません。

FOR_GUESTに「TRUE」を指定した場合は,「FALSE」を指定します。「TRUE」を指定すると,エラーとなります。

10

MAX_DISK_SPACE

ディスク容量

全体ディスク容量をMB単位で指定します。

0から最大8796093022207まで指定できます。

不可

11

TRAFFIC_LIMIT

ダウンロード制限

ダウンロード制限をMB/月単位で指定します。0から最大8796093022207まで指定できます。

不可

12

LIMIT_USER_NUMBER

最大ユーザ数

最大ユーザ数を指定します。

1から最大1,000,000まで指定できます。

不可

13

CUT_OFF_DAY

ダウンロード制限のリセット日

ダウンロード制限のリセット日を指定します。1から最大31まで指定できます。

不可

14

INPUT_ANY_ADDRESS

任意の宛先入力許可

任意の宛先入力を許可するかを,次のどちらかの値で指定します。大文字・小文字の区別はありません。

  • TRUE:許可する

  • FALSE:許可しない(省略時の仮定値)

15

USE_UNREGISTERED_ADDRESS

任意の宛先入力許可

任意の宛先入力を許可するかを,次のどちらかの値で指定します。大文字・小文字の区別はありません。

  • TRUE:許可する

  • FALSE:許可しない(省略時の仮定値)

[users]定義部に指定できる項目について,次の表に示します。

表8‒25 [users]定義部の設定項目

項番

項目

項目(日本語)

説明

省略

1

FUNCTION

操作種別

ユーザ定義部に対して実行する操作種別を指定します。

  • CREATE:作成(省略時の仮定値)

  • READ:何もしない

  • UPDATE:更新

  • DELETE:削除

「READ」を指定した場合,そのレコード(行)は無視されます。

「DELETE」を指定した場合,EMAIL以降は無視されます。また,存在しないUSER_IDを指定した場合,および承認ルートに指定されているユーザの場合で,その承認ルートに指定されているユーザが1人だけの場合は,エラーとなります。

2

USER_ID

ユーザID

ユーザIDを指定します。

不可

ユーザIDの指定規則

  • 同一のユーザIDを複数レコード(行)に指定することはできません。

  • 「任意文字列」+「@」+「ドメイン名」の形式で記述します。

  • ドメイン名は代表ユーザのドメイン名と同じです。

  • @以降が存在しない場合,代表ユーザのドメインと一致しない場合は,エラーとなります。

  • ユーザIDはドメインごとに一意である必要があります。

  • ドメインに割り当てられるIDも含めて,Windowsの場合は100文字まで,Linuxの場合は256文字までの半角英数字と記号を入力できます。

  • すでに作成済みのユーザIDと同じユーザIDは指定できません。

  • 記号(/\?*:|"<>#@^[]$),空白は使用できません。

  • ピリオド(.)だけは使用できません。

3

EMAIL

メールアドレス

メールアドレスを指定します。

FUNCTIONに「CREATE」を指定した場合,この項目の指定は省略できません。

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に指定を省略したときは,メールアドレスは更新されません。

作成時は不可

メールアドレスの指定規則

  • すでに作成済みのユーザと同じメールアドレスは指定できません。

  • 256文字以内の半角英数字と記号を入力できます。

  • 記号(/\?*:|"<>^),空白は使用できません。

4

PASSWORD

パスワード

パスワードを文字列で指定します。

FUNCTIONに「CREATE」を指定した場合,この項目の指定は省略できません。FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に指定を省略したときは,パスワードは更新されません。

パスワード文字列をダイジェストで指定する場合は「text:HEX」のあとに,40文字のダイジェスト文字列を記入します。ダイジェスト文字列部分には,大文字・小文字の区別はありません。

ダイジェストは,エクスポート時にパスワード欄に表示されているものを記述できます。

平文のパスワード文字列として「text:HEX」で始まる文字列は指定できません。

作成時は不可

パスワードの指定規則

  • 文字列に入力できる文字数,文字の種類は,認証ルールで設定された文字数以内の半角英数字と記号です。使用できる記号は「!"#$%&'()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~」です。

  • ダイジェストはJP1/DH - Serverがパスワードをデータベースに保管する形式で,この値から実際のパスワード文字列を復元することができない形式です。

    ダイジェストでの記述例: text:HEX:5baa61e4c9b93f3f0682250b6cf8331b7ee68fd8

5

NAME

名前

(日本語/中国語)

名前(日本語/中国語)を指定します。

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に指定を省略したときは,名前は更新されません。

名前(日本語/中国語)の指定規則

  • 256文字以内の文字を入力できます。

  • 記号(/\?*:|"<>#@^[]$)は使用できません。

  • 空白だけ,ピリオド(.)だけは使用できません。

6

NAME_EN

名前(英語)

名前(英語)を指定します。

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に指定を省略したときは,名前(英語)は更新されません。

名前(英語)の指定規則

  • Windowsの場合は100文字まで,Linuxの場合は256文字までの半角英数字と記号を入力できます。

  • 記号(/\?*:|"<>#@^[]$)は使用できません。

  • 空白だけ,ピリオド(.)だけは使用できません。

7

NAME_KANA

名前(かな)

名前(かな)を指定します。

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に指定を省略したときは,名前(かな)は更新されません。

名前(かな)の指定規則

  • 256文字以内の文字を入力できます。

  • 記号(/\?*:|"<>#@^[]$)は使用できません。

  • 空白だけ,ピリオド(.)だけは使用できません。

8

LANG

ユーザ言語

ユーザ言語を指定します。

  • ja:日本語(省略時の仮定値)

  • en:英語

  • zh:中国語

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に指定を省略したときは,ユーザ言語は更新されません。

9

MEMO

メモ

メモを指定します。

省略した場合は空の内容で登録されます。入力できる文字数は4,096文字以内です。

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に指定を省略したときは,メモは更新されません。

10

EXPIRE_DATE

アカウント期限

アカウント期限をYYYY/MM/DD,またはYYYY-MM-DDの形式で指定します。現在の日付から2031/12/31まで指定できます。

省略した場合は,バインダ定義部で最初に所属させたグループの種類により,次のどちらかになります。

  • ユーザグループに所属

    グループのプロパティを引き継ぎます。

  • 招待者グループに所属

    インポート処理を実行した日までとなります。

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に指定を省略したときは,アカウント期限は更新されません。

「UNLIMITED」という文字列を指定すると無期限となります。ただし,バインダ定義部で招待者グループに所属させた場合は,省略した場合と同じ扱いになります。

文字列中の半角スペース,改行,タブ文字は無視されます。なお,YYYY,MM,DDの間にこれらの文字を挟むことはできません。

11

QUOTA

保管容量

保管容量をMB単位で指定します。

0から最大8796093022207まで指定できます。

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に指定を省略したときは,保管容量は更新されません。

省略した場合は,バインダ定義部で最初に所属させたグループのプロパティが引き継がれます。

12

USE_USER_OPTION

オプション使用許可

オプションの使用を許可するかを指定します。大文字・小文字の区別はありません。

  • TRUE:許可する

  • FALSE:許可しない

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に指定を省略したときは,保管容量は更新されません。

省略した場合は,バインダ定義部で最初に所属させたグループのプロパティが引き継がれます。

13

USE_GUEST_USERS

招待者使用許可

招待者の使用を許可するかを指定します。大文字・小文字の区別はありません。

  • TRUE:許可する

  • FALSE:許可しない

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に指定を省略したときは,保管容量は更新されません。

省略した場合は,バインダ定義部で最初に所属させたグループのプロパティが引き継がれます。

14

INPUT_ANY_ADDRESS

任意の宛先入力許可

任意の宛先入力を許可するかを指定します。大文字・小文字の区別はありません。

  • TRUE:許可する

  • FALSE:許可しない

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に指定を省略したときは,保管容量は更新されません。

省略した場合は,バインダ定義部で最初に所属させたグループのプロパティが引き継がれます。項目自体の省略も可能です。

[groups]定義部に指定できる項目について,次の表に示します。なお,親グループと子グループを同時に登録する場合,親グループを先に指定する必要があります。

表8‒26 [groups]定義部の設定項目

項番

項目

項目(日本語)

説明

省略

1

FUNCTION

操作種別

グループ定義部に対して実行する操作種別を指定します。

  • CREATE:作成

  • READ:何もしない

  • UPDATE:更新

  • DELETE:削除

READを指定した場合,そのレコード(行)は無視されます。

FUNCTIONが存在しない場合は,「CREATE」となります。

DELETEを指定した場合,指定したグループ直下にユーザ,またはグループが存在するときは削除できません。ただし,他のグループとの兼任ユーザだけが存在する場合は削除できます。

指定したグループの削除が[binders]の削除と重複する場合は,[binders]の削除がエラーになります。

2

DOMAIN

ドメイン名

ドメイン名を指定します。

ドメイン名(ユーザIDの@以降の値),またはドメインのグループ名([domains]登録時のNAME_ENの値)を指定します。

大文字・小文字の区別はありません。

不可

3

NAME_EN

グループ名(英語)

グループ名(英語)を指定します。

作成時は不可

グループ名(英語)の指定規則

  • Windowsの場合は100文字まで,Linuxの場合は256文字までの半角英数字と記号を入力できます。

  • 記号(/\?*:|"<>@^)は使用できません。

  • 空白だけ,ピリオド(.)だけは使用できません。

  • 同一のドメイン内の同一グループ名を,複数レコード(行)に指定することはできません。

  • 更新時に大文字・小文字を変更して登録した場合,大文字・小文字を区別しないため,値は変更されません。

4

NAME_JA

グループ名

(日本語/中国語)

グループ名(日本語/中国語)を指定します。

作成時は不可

グループ名(日本語/中国語)の指定規則

  • 入力できる文字数は200文字以内です。

  • 記号(/\?*:|"<>@^)は使用できません。

  • 空白だけ,ピリオド(.)だけは使用できません。

5

PARENT_NAME_EN

親グループ名(英語)

親グループのグループ名(英語)を指定します。

「All Users」は指定できません。

指定規則は「NAME_EN」と同じです。

作成時は不可

6

FOR_GUEST

グループ種別

グループの種別を指定します。大文字・小文字の区別はありません。

  • TRUE:招待者グループ

  • FALSE:ユーザグループ(省略時の仮定値)

大文字・小文字の区別はありません。ドメイングループは,招待者グループにはできません。

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に,登録済みのグループ種別と異なる値を指定したときは,エラーとなります。また,同様の場合に指定を省略したときは,グループ種別は更新されません。

7

EXPIRE_DATE

アカウント期限

アカウント期限をYYYY/MM/DD,またはYYYY-MM-DDの形式で指定します。現在の日付(日本時間)から2031/12/31まで指定できます。

「UNLIMITED」という文字列を指定すると無期限となります。省略した場合は無期限となります。

文字列中の半角スペース,改行,タブ文字は無視されます。なお,YYYY,MM,DDの間にこれらの文字を挟むことはできません。

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に,指定を省略したときは,アカウント期限は更新されません。

8

QUOTA

保管容量

保管容量をMB単位で指定します。

省略した場合は1GBとなります。

0から最大8796093022207まで指定できます。

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に,指定を省略したときは,保管容量は更新されません。

9

USE_USER_OPTION

オプション使用許可

オプションの使用を許可するかを指定します。大文字・小文字の区別はありません。

  • TRUE:許可する(省略時の仮定値)

  • FALSE:許可しない

大文字・小文字の区別はありません。

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に,指定を省略したときは,オプション使用許可は更新されません。

10

USER_REGISTERABLE

招待者使用許可

招待者の使用を許可するかを指定します。大文字・小文字の区別はありません。

  • TRUE:許可する

  • FALSE:許可しない(省略時の仮定値)

大文字・小文字の区別はありません。

FOR_GUESTに「TRUE」を指定した場合は,「FALSE」を指定します。作成時に「TRUE」を指定すると,エラーとなります。

招待者グループの更新時は,入力値にかかわらず強制的に「FALSE」となります。

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に,指定を省略したときは,招待者使用許可は更新されません。

11

INPUT_ANY_ADDRESS

任意の宛先入力許可

任意の宛先入力を許可するかを,次のどちらかの値で指定します。大文字・小文字の区別はありません。

  • TRUE:許可する

  • FALSE:許可しない(省略時の仮定値)

FUNCTIONに「UPDATE」を指定した場合に,指定を省略したときは,任意の宛先入力許可は更新されません。

[binders]定義部に指定できる項目について,次の表に示します。

表8‒27 [binders]定義部の設定項目

項番

項目

項目(日本語)

説明

省略

1

USER_ID

ユーザID

所属を変更するユーザのユーザIDを指定します。

(例)user1@company

  • Windowsの場合は100文字まで,Linuxの場合は256文字までの半角英数字と記号を入力できます。

  • 記号(/\?*:|"<>#@^[]$),空白は使用できません。

  • ピリオド(.)だけは使用できません。

不可

2

GROUP_NAME_EN

グループ名(英語)

所属させるグループ名(英語),または所属を外すグループ名(英語)を指定します。

招待者グループに所属するユーザを,ユーザグループに所属させることはできません。ユーザグループに所属するユーザを,招待者グループに所属させることはできません。

  • 入力できる文字数は200文字以内の半角英数字と記号です。

  • 記号(/\?*:|"<>@^)は使用できません。

  • 空白だけ,ピリオド(.)だけは使用できません。

不可

3

FLAG_DELETE

削除フラグ

ユーザをグループに所属させるか,外すかを指定します。

  • TRUE:所属を外す。

  • FALSE:所属させる。

省略した場合は所属させます。

[managers]定義部に指定できる項目について,次の表に示します。

表8‒28 [managers]定義部の設定項目

項番

項目

項目(日本語)

説明

省略

1

FUNCTION

操作種別

グループ管理者定義部に対して実行する操作種別を指定します。

  • CREATE:グループ管理者にする(省略時の仮定値)

  • READ:何もしない

システム管理者が実行すると「CREATE」で代表ユーザを作成します。

「READ」を指定した場合,そのレコード(行)は無視されます。

2

USER_ID

ユーザID

代表ユーザ,またはグループ管理者に設定するユーザのユーザIDを指定します。

グループ管理者に指定するユーザは,そのグループに所属している必要があります。なお,1人のユーザを複数のグループのグループ管理者に指定することはできません。

不可

ユーザIDの指定規則

  • ドメインに割り当てられるIDも含めて,Windowsの場合は100文字まで,Linuxの場合は256文字までの半角英数字と記号を入力できます。

  • 記号(/\?*:|"<>#@^[]$),空白は使用できません。

  • ピリオド(.)だけは使用できません。

3

GROUP_NAME_EN

グループ名(英語)

管理対象のグループ名(英語)を指定します。

不可

グループ名(英語)の指定規則

  • 入力できる文字数は200文字以内の半角英数字と記号です。

  • 記号(/\?*:|"<>@^)は使用できません。

  • 空白だけ,ピリオド(.)だけは使用できません。

重要
  • GROUP_NAME_ENにドメイングループを指定した場合は,USER_IDで指定したユーザは,代表ユーザとして作成されます。

  • システム管理者が実行する場合,指定したユーザIDの@以降(ドメイン)とグループ名をキーにして,対象グループを特定します。

(c) 実行結果ファイルのフォーマット

マニュアル「JP1/Data Highway - Server 管理者ガイド」の「3.5.2(2)(a) インポートCSVファイルのフォーマット」を参照してください。

(4) 実行例

DWAdminClient.bat GETSERVERSTATUS
   -property "C:\DWCLient\property.xml" 
   -result C:\temp\result.xml