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JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server 構築・運用ガイド


8.3.3 終了コード

コマンドの実行によって出力される終了コードを次に示します。

終了コードの値は,JP1/DH - Server管理者コマンドの実行直後であれば,Windowsの場合は環境変数「ERRORLEVEL」で参照できます。例えば,コマンドの実行直後にコマンドプロンプトで「echo△%ERRORLEVEL%」を実行すると,終了コードを標準出力へ出力できます。Linuxの場合はコンソールで「echo△$?」を実行すると,終了コードを標準出力へ出力できます。

表8‒2 終了コードの一覧

項番

終了コード

説明

1

0

コマンドの実行が正常終了したことを示します。

2

2

一時停止終了

3

3

受付拒否終了

4

4

コマンドの実行が警告終了したことを示します。処理の一部で正常ケースではない事象が発生しましたが,他の処理は継続したことを示します。

5

8

すでに別のJP1/DH - Server管理者コマンドが起動済みのため,コマンドの実行が終了したことを示します。

6

12

中止終了

7

16

コマンドの実行が異常終了したことを示します。異常発生以降の処理は実行されません。エラーの詳細はログファイルに出力されます。

8

32

Java VMが異常終了したことを示します。

9

64

環境変数に指定するパスに誤りがあるため,Javaの実行に失敗したことを示します。