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JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server 構築・運用ガイド


3.7.4 メールテンプレートファイルの構成と編集時の注意

メールテンプレートファイルの構成と,編集時の注意事項について説明します。

〈この項の構成〉

(1) メールテンプレートファイルの構成

メールテンプレートファイルはXML形式の構成です。編集できるのは,「メールタイトル」と「メール本文」だけです。

メールテンプレートファイルの構成を次に示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
  <notification-template type=メールテンプレートの種類 lang=言語>
    <headers>
    </headers>
      <contents>
        <subject>
        メールタイトル
        </subject>
        <body>
        メール本文
        </body>
      </contents>
  </notification-template>

(2) 編集時の注意事項

メールテンプレートファイルは,XML形式で作成します。

値が空の要素を記載する場合は,<タグ名/>のように,開始タグと終了タグを1つにまとめて記載してください。<タグ名><タグ名/>のような記載はできません。

また,「<」などXML形式での書式制御文字を値に含める場合,XML仕様が定める記法に従って記述する必要があります。エンティティ参照による表記とするか,CDATAセクションを使用した記述としてください。

XMLの書式制御文字をエンティティ参照とする場合のメールテンプレートファイル中での表記を,次の表に示します。

表3‒35 XMLの書式制御文字をエンティティ参照とする場合のメールテンプレートファイル中での表記

項番

書式制御文字

メールテンプレートファイル中での表記

1

<

&lt;

2

>

&gt;

3

&

&amp;

4

"

&quot;

5

'

&apos;

なお,メールタイトルおよびメール本文には,特定の文字列による「置換要素」を含めることができます。

置換要素が指定されている場合,システムはメールタイトルやメール本文を成形する際に,それらを特定の値に置換します。指定できる置換要素は,通知メールの種類ごとに異なります。置換要素の詳細については,各テンプレートファイルの説明を参照してください。