3.3.3 キープアライブのタイムアウト時間の検討
データ通信時のキープアライブのタイムアウト時間を検討してください。JP1/DH - Serverはデータ通信時に,クライアントとサーバ間の双方向で,自身が生きていることを相手に伝えるキープアライブ通信を実施します。タイムアウト時間を経ても相手からキープアライブ通信が届かなかった場合,接続が有効ではなくなったと判断してデータ通信を中断します。海外の遠方拠点や通信回線品質の良くない拠点とのデータ通信では,キープアライブ通信に時間が掛かるため,タイムアウト時間が短いとデータ通信が中断される機会が多くなります。タイムアウト時間はクライアントとサーバのそれぞれについて,秒単位で指定できます。標準設定では次のように設定されます。
設定項目 |
標準設定 |
---|---|
クライアント |
180秒 |
サーバ |
180秒 |
キープアライブのタイムアウト時間は,JP1/DH - Serverのインストール後の環境設定で指定します。