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JP1 Version 12 ジョブ管理 基本ガイド(高速大容量ファイル転送編)


3.2.1 データを送信する

ここでは「設計部」の「田中健太」が「製造部」の「渡辺誠」にデータを送信します。

前提条件

操作手順

  1. 送信するデータを準備し,ローカルの任意のフォルダに格納します。

  2. JP1/DH - Serverにログインして,サイドバー領域から[新規送信]を選択します。

    ここでは田中健太のID「tanaka@hitachig」とパスワードでログインします。

  3. aftclient.dhxcファイルのダウンロードを確認するダイアログが表示されます。

    [保存]ボタンをクリックし,ダウンロードした[aftclient.dhxc]を開きます。

  4. 別画面が起動し[新規送信]画面が表示されます。[差出人:]欄に「田中健太」と表示されます。

    [図データ]

  5. [件名:]にメールのタイトルを入力します。

    件名に入力できる文字数は100文字以内です。

  6. [アドレス帳から選択]ボタンをクリックし,「製造部」のアドレス一覧が表示されることを確認します。

  7. 「渡辺誠」を選択します。

    「渡辺誠」の名前とEmailアドレスが[宛先:]に設定されます。

    [図データ]

    重要

    一度に送信できる宛先数の上限は100人です。宛先数には宛先に指定したユーザのほかに,送信したデータを承認する「承認者」も含まれます。

  8. [閉じる]ボタンをクリックし,アドレス一覧を閉じます。

    [図データ]

  9. 「TO」を選択します。

  10. メッセージを入力します。

    入力したメッセージは,受信者にデータが届いていることを通知するファイル配信メールの本文に表示されます。入力できる文字数は4,096文字以内です。

  11. [オプション設定]ボタンをクリックし,オプション設定ダイアログで通知設定を表示します。

    設定したい通知設定のチェックボックスにチェックを入れます。

    ここでは,期日内に承認者が承認しなかったり,宛先のユーザがデータをダウンロードしなかったりした場合に,通知が来るように設定します。

    通知設定

    設定内容

    期日までにダウンロードされなかった場合に配送先ユーザに通知する

    期日を設定します。宛先のユーザが期限までにデータをダウンロードしなかった場合に通知が来ます。

    期日までに承認または却下されなかった場合に承認者に通知する

    期日を設定します。承認者が期限までに配送データを承認・却下しなかった場合に通知が来ます。

    [図データ]

  12. [ファイル選択]ボタンをクリックするか,ドラッグ&ドロップで,送信するデータのファイルやフォルダを選択します。

    [ファイル選択]ボタンをクリックすると,[ファイル選択]ダイアログが表示されます。送信するファイルやフォルダを選択して[開く]ボタンをクリックしてください。

    ドライブをドラッグ&ドロップした場合,[配送ファイル/フォルダ]欄には「Drive」と表示されます。

    ヒント

    送信するデータのファイルやフォルダがネットワークドライブやアクセス速度が遅いドライブにある場合,該当するファイルやフォルダをローカルにコピーしてから送信すると送信時間を短縮できることがあります。

    この場合,ファイルやフォルダを選択する前に[ローカルにコピーしてから送信する]チェックボックスにチェックを入れるようにしてください。

    なお,送信するデータのファイルやフォルダがローカルドライブにある場合は,この手順は不要です。

    [図データ]

  13. 送信準備が完了したか確認します。

    画面の右上のアイコンが[図データ]から,[図データ]に変わっていれば送信できます。

  14. [送信開始]ボタンをクリックします。

    データの送信が開始されます。

    送信が完了すると,[送信結果]画面が表示され,[宛先情報]に「承認が必要です」という通知メッセージが表示されます。

    [図データ]

次の作業

関連項目