3.2.1 データを送信する
ここでは「設計部」の「田中健太」が「製造部」の「渡辺誠」にデータを送信します。
前提条件
-
データを送信するユーザはJP1/DH - Serverのグループに設定されていて,ログインするIDとパスワードを持っている必要があります。
操作手順
-
送信するデータを準備し,ローカルの任意のフォルダに格納します。
-
JP1/DH - Serverにログインして,サイドバー領域から[新規送信]を選択します。
ここでは田中健太のID「tanaka@hitachig」とパスワードでログインします。
-
aftclient.dhxcファイルのダウンロードを確認するダイアログが表示されます。
[保存]ボタンをクリックし,ダウンロードした[aftclient.dhxc]を開きます。
-
別画面が起動し[新規送信]画面が表示されます。[差出人:]欄に「田中健太」と表示されます。
-
[件名:]にメールのタイトルを入力します。
件名に入力できる文字数は100文字以内です。
-
[アドレス帳から選択]ボタンをクリックし,「製造部」のアドレス一覧が表示されることを確認します。
-
「渡辺誠」を選択します。
「渡辺誠」の名前とEmailアドレスが[宛先:]に設定されます。
- 重要
-
一度に送信できる宛先数の上限は100人です。宛先数には宛先に指定したユーザのほかに,送信したデータを承認する「承認者」も含まれます。
-
[閉じる]ボタンをクリックし,アドレス一覧を閉じます。
-
「TO」を選択します。
-
メッセージを入力します。
入力したメッセージは,受信者にデータが届いていることを通知するファイル配信メールの本文に表示されます。入力できる文字数は4,096文字以内です。
-
[オプション設定]ボタンをクリックし,オプション設定ダイアログで通知設定を表示します。
設定したい通知設定のチェックボックスにチェックを入れます。
ここでは,期日内に承認者が承認しなかったり,宛先のユーザがデータをダウンロードしなかったりした場合に,通知が来るように設定します。
通知設定
設定内容
期日までにダウンロードされなかった場合に配送先ユーザに通知する
期日を設定します。宛先のユーザが期限までにデータをダウンロードしなかった場合に通知が来ます。
期日までに承認または却下されなかった場合に承認者に通知する
期日を設定します。承認者が期限までに配送データを承認・却下しなかった場合に通知が来ます。
-
[ファイル選択]ボタンをクリックするか,ドラッグ&ドロップで,送信するデータのファイルやフォルダを選択します。
[ファイル選択]ボタンをクリックすると,[ファイル選択]ダイアログが表示されます。送信するファイルやフォルダを選択して[開く]ボタンをクリックしてください。
ドライブをドラッグ&ドロップした場合,[配送ファイル/フォルダ]欄には「Drive」と表示されます。
- ヒント
-
送信するデータのファイルやフォルダがネットワークドライブやアクセス速度が遅いドライブにある場合,該当するファイルやフォルダをローカルにコピーしてから送信すると送信時間を短縮できることがあります。
この場合,ファイルやフォルダを選択する前に[ローカルにコピーしてから送信する]チェックボックスにチェックを入れるようにしてください。
なお,送信するデータのファイルやフォルダがローカルドライブにある場合は,この手順は不要です。
-
送信準備が完了したか確認します。
画面の右上のアイコンがから,に変わっていれば送信できます。
-
[送信開始]ボタンをクリックします。
データの送信が開始されます。
送信が完了すると,[送信結果]画面が表示され,[宛先情報]に「承認が必要です」という通知メッセージが表示されます。
次の作業
-
JP1/DH - Serverから,データを配送したことを伝える通知メールが届いていることを確認します。
この通知メールは,送信したデータが宛先のユーザに配送されたという通知ではありません。データの配送処理が問題なく完了したという通知です。配送処理が完了したデータは,承認者が承認してから宛先のユーザに配送されます。
-
送信したデータの状況や配送ルートを知りたい場合は[送信ボックス]を確認します。
関連項目