2.8 部門の構成と運用方法を設計する(部門管理者)
部門管理者は,システム管理者が準備したドメインの配下のグループに対し,実際にJP1/DH - Serverを使ってデータを配送するユーザを設定したり,データ配送時に適用されるルールを設定したりします。
操作手順
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JP1/DH - Serverでデータを配送するユーザの情報を準備します。
ここでは次に示すユーザが,JP1/DH - Serverでデータを配送する例を基に説明します。
勤務地
所属
ユーザ
ユーザ権限
(役割)
ユーザID
メールアドレス
使用する言語
東京
設計部
鈴木智子
代表ユーザ
(部門管理者)
suzuki
suzuki@XXX.co.jp
日本語
東京
設計部
佐藤大輔
一般ユーザ
(承認者)
sato
sato@dXXX.co.jp
日本語
東京
設計部
田中健太
一般ユーザ
tanaka
tanaka@XXX.co.jp
日本語
海外※
製造部
渡辺誠
一般ユーザ
watanabe
watanabe@XXX.co.jp
日本語
海外※
製造部
Mia Wilson
一般ユーザ
wilson
wilson@XXX.co.jp
英語
海外※
製造部
李静
一般ユーザ
li
li@XXX.co.jp
中国語
- 注※
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勤務地が海外のユーザも,国内の部門管理者がJP1/DH - Serverに設定します。
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グループ構成で,どのグループ間でデータを配送するのかを確認し,データ配送時に,どのアドレス一覧を表示するのかを設計します。
ここでは「設計部」から「製造部」へデータを配送するため,「設計部」に「製造部」のアドレス一覧を表示するようにします。
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ユーザごとに使用する言語を確認します。
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ユーザがJP1/DH - Serverにログインするときのパスワードを決めます。
- ヒント
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初期パスワードは共通の文字列にしておきます。このようにしておくと,各ユーザに連絡する際に,同じ文面でメールを一括送信できます。
初回ログイン時には必ず初期パスワードを変更するように指示してください。
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データを配送するときの方針を確認します。
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どの方針をどのグループに適用するかを決めます。
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データ配送時の承認者を決めます。
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グループに,データを配送するときの方針と承認者を組み合わせて設定します。
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各ユーザに必要事項を連絡します。
各ユーザに,JP1/DH - ServerのURL,ユーザID,パスワードおよび操作方法を連絡するためのメールを送信します。
このとき連絡するパスワードは初期パスワードです。必ず初回ログイン時にパスワードを変更するよう連絡してください。
次の作業
ここで設計した内容をJP1/DH - Serverで実際に設定します。
関連項目