Hitachi

JP1 Version 12 JP1/File Transmission Server/FTP(UNIX(R)用)


4.1 運用管理コンソールの設定

運用管理機能を使用するには,管理するホストと管理対象となるホストで,それぞれプログラムを起動します。

運用管理コンソールの起動方法

スーパーユーザで,次のコマンドを実行します。

ftsconsole
運用管理コンソール起動時の注意
  • 環境変数LANGに未サポートの値が設定されている場合,英語環境で動作します。

  • 09-00以降では,08-50以前にあった引数Java_Pathを指定すると,エラーになります。

運用管理コンソール画面を次の図に示します。

図4‒1 運用管理コンソール画面

[図データ]

  1. [編集]−[管理ホスト一覧]:「4.1.1 管理対象ホストを追加する

  2. [表示]−[履歴表示件数]:

    履歴情報画面に表示する履歴件数を設定します。[履歴表示件数]ダイアログボックスが表示されますので,表示したい履歴件数を1〜10,000件の範囲で指定します。

  3. ツリー画面:

    管理対象ホストと,各情報の一覧が表示されます。表示切り替えタブで,ホストごと,機能ごとの表示に切り替えられます。ただし,ログインユーザの登録情報は,表示されません。

    管理対象のホストが増え,ツリー画面に表示し切れない場合は,選択したホストの前後4つまでの情報が表示されます。

  4. リスト画面:

    ツリー画面で選択した情報の一覧が表示されます。表示切り替えタブで,各機能の表示に切り替えられます。

  5. 詳細画面:

    リスト画面で選択した情報の詳細が表示されます。ただし,定義ユティリティの場合は,何も表示されません。

注意事項
  • 運用管理機能を使用する場合,ホスト名にはアルファベット・数字・-(ハイフン)だけ使用可能です。

  • 運用管理コンソールと運用管理エージェントとの間で,JP1/FTPのバージョンが異なっていても,運用管理機能は使用できます。

  • 運用管理コンソールと運用管理エージェントとの間で,IPアドレスの変換が行われる環境では,運用管理機能を使用できません。

  • 運用管理コンソールと運用管理エージェントの接続に,IPv6は使用できません。

  • 運用管理機能は,10-00よりも前の異なる言語環境の間(日本語環境と英語環境との間)で接続して使用することはできません。

  • 運用管理エージェント側では,物理ホスト(hostnameコマンドで返るホスト)に対応するIPアドレスを,運用管理コンソールから接続可能なIPアドレスにする必要があります。

〈この節の構成〉