3.15.1 指定方法
次の定義方法に従い,テキストエディターを使用してそれぞれの機能の定義を定義ファイル(ftshostenv.conf)に記述してください。
定義ファイルは,1つの定義に対して1行の形式で表します。1行に記述できる文字数は2,048バイト以内です。定義名と「:(コロン)」の間,「:(コロン)」と指定値の間は,空白またはタブで区切ります。定義名の前には空白またはタブが指定できます。"#"以降の文字は,改行するまでコメントと見なされます。
定義名 |
定義内容 |
指定値 |
---|---|---|
specify client localhost |
FTPクライアントの自IPアドレスの指定を有効にします。 |
[YES|NO]《NO》 |
response hostname reverse lookup |
FTPサーバで送信する応答メッセージ内のFTPサーバホスト名を,接続を受けたアドレスにします。 |
[YES|NO|指定なし] 《指定なし》 |
jp1event host |
JP1イベント送信先を指定します。IPアドレスの場合,IPv4またはIPv6アドレスを指定できます。 |
[ホスト名|IPアドレス|指定なし] 《指定なし》 |
jp1event trans is same |
ファイル伝送終了時のJP1イベントの送信先をjp1event hostで指定した送信先にするかどうかを指定します。 |
[YES|NO]《NO》 |
作成する定義ファイルの属性は次のようにしてください。
項目名 |
設定内容 |
---|---|
ファイル名 |
ftshostenv.conf |
ディレクトリ名 |
/var/opt/jp1_fts/sys |
所有者 |
スーパーユーザ |
アクセスパーミッション |
所有者に「r」 |
定義ファイルの例を次に示します。
定義ファイルのサンプルは,次のディレクトリに格納されています。
-
/var/opt/jp1_fts/sys/ftshostenv.conf.model