cpajobstop
機能
実行中のすべてのアクションが終了するのを待ってから,ジョブを終了します。<中断>
実行中のすべてのアクションを強制終了し,ジョブを終了します。<強制停止>
イベントで実行するジョブの,実行条件の成立の監視を停止します。<監視停止>
形式
cpajobstop [{-c|-t|-e}] -i ジョブ名 [-o ジョブ実行ID]
実行権限
なし。
引数
- -c
-
実行中のすべてのアクションが終了するのを待ってからジョブを終了します。
指定したジョブが実行中でなければ,停止できません。
- -t
-
実行中のすべてのアクションを強制終了してからジョブを終了します。
- -e
-
イベントで実行するジョブの,実行条件の監視状態「イベント監視中(MONITORING)」「イベントオーバーフロー中(MONITORING)」のとき,実行条件の成立の監視を停止させるときに使用します。
イベントで実行するジョブの場合だけ指定できます。
なお,-oで指定されたジョブ実行IDに関係なく実行条件の成立の監視を停止しますが,本オプションでは実行中のジョブの停止はできません。不正なジョブ実行IDを指定するとエラーになります。
イベントで実行するジョブで「実行中(RUN)」のジョブを止める場合は,-cもしくは-tオプションと-oオプションを合わせて指定してください。
- -i ジョブ名
-
操作対象のジョブのジョブ名を指定します。
ジョブ名には,1〜45バイトのマルチバイト文字,半角英数字および_(アンダーバー)が指定できます。
- -o ジョブ実行ID
-
操作対象のジョブのジョブ実行IDを指定します。指定を省略した場合は実行中のジョブ実行IDを仮定します。
ジョブ実行IDには,1〜40バイトの半角英数字と-(ハイフン)が指定できます。ジョブ実行IDはcpareportコマンドから確認できます。詳細は「cpareport」の説明を参照してください。
戻り値
0 |
成功 |
11 |
指定したジョブが停止しているため何もしない |
40 |
リソース不足 |
45 |
システムエラー(一時的な排他エラー) |
50 |
システム設定ファイル(config.xml)にアクセス権がない |
52 |
実行ファイルに権限がない |
58 |
引数の形式が不正 |
65 |
日時で実行するジョブのため監視停止できない |
67 |
指定したジョブ名,またはジョブ実行IDが存在しない |
82 |
ジョブが実行中ではない |
94 |
システム設定ファイル(config.xml)が不正 |
96 |
ジョブまたはアイテムの内容が不正 |
109 |
システム設定ファイル(config.xml)がない |
111 |
システムエラー(ファイルオープンエラー) |
119 |
システムエラー(メッセージ通信サービスへの接続数が多すぎる) |
124 |
システムエラー(I/0エラー) |
125 |
システムエラーまたはその他エラー |
126 |
プログラムエラー |
環境設定
ジョブ実行サービスが開始状態の場合だけ実行できます。
格納場所
インストールパス\bin
ただし,デフォルトでは次に示す場所に格納されます。
- 32ビット版のOSの場合
-
%ProgramFiles%\Hitachi\JP1CPA\bin
- 64ビット版のOSの場合
-
%ProgramFiles(x86)%\Hitachi\JP1CPA\bin
注意事項
ジョブの状態が既に「開始待ち(QUEUEING)」の場合,cpajobstopコマンドを実行しても当該ジョブを停止できません。この場合は,「実行中(RUN)」の状態になってからcpajobstopコマンドで当該ジョブを停止するか,ジョブ登録画面またはcpajobdeleteコマンドで当該ジョブを削除してください。