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JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


7.2.1 [アクション]ダイアログボックス

[アクション]タブを選択して,[アクション]ダイアログボックスを表示します。[アクション]ダイアログボックスでは,単一のアクションを定義します。

[アクション]ダイアログボックスを次の図に示します。

図7‒4 [アクション]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目を次に示します。

[図データ]基本情報エリア

アイテム名やアイテムの説明を入力します。

表示項目と入力値制限を次の表に示します。

項番

表示項目

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

アイテム名

テキストボックス

1〜45バイトの文字列。半角英数字,_(アンダーバー)およびマルチバイト文字が使用できます。

必須

なし

2

説明

テキストボックス

1,024バイト以内の文字列。改行可能です。

任意

なし

テキストボックスに入力する文字列のバイト数は,入力文字によって換算が異なります。入力文字と換算バイト数については,「付録C.2 入力文字の換算バイト数」を参照してください。また,テキストボックスには,改行や半角スペースだけの入力はしないでください。

[図データ][アイコン設定]エリア

[アイテム選択]エリアに表示するアイコンを設定します。

指定がない場合は既定のアクションアイコンが適用されます。

[図データ][ジョブ登録画面のアイテムリストに公開する]チェックボックス

ジョブ登録画面のアイテムリストに公開するかどうかを指定します。チェックを外すことで,登録しても運用者が利用するジョブ登録画面のアイテムリストに表示されないようにします。チェックを外しても,アイテム作成画面からは参照できるため,アクションフローの一部としてのみ使用したい場合にチェックを外します。

[図データ][ファイルとして保存]ボタン

作成したアクションの定義を定義情報ファイルとして保存します。

[図データ][登録]ボタン

アクションを登録します。

[図データ][キャンセル]ボタン

編集した定義情報を登録せずに終了します。

〈この項の構成〉

(1) [基本設定]タブ

[基本設定]タブでは,アクションの基本的な設定をします。

[基本設定]タブの画面を次の図に示します。

図7‒5 [基本設定]タブの画面

[図データ]

表示項目を次に示します。

[図データ]コマンド指定エリア

実行するコマンドおよびパラメーターを入力します。

表示項目と入力値制限を次の表に示します。

項番

表示項目

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

コマンド

テキストボックス

1〜256バイト以内の文字列。

必須

なし

2

パラメーター

テキストボックス

512バイト以内の文字列。

任意

なし

[図データ][実行種別]

コマンドの実行種別を指定します。指定できる値は,[画面を表示しない],[画面を表示する]です。[画面を表示する]を選択した場合,[終了待ち]および[排他オプション]の項目が指定できます。

[図データ][終了時の動作]

コマンドの実行終了時の動作を指定します。指定できる値は,[戻り値が0以外の場合に異常終了],[戻り値が0以外の場合に警告終了],[常に正常終了]です。

(a) 実行種別[画面を表示する]

[実行種別]で[画面を表示する]を選択した場合,[終了待ち]と[排他オプション]を指定します。

[画面を表示する]を選択した場合の画面を次の図に示します。

図7‒6 [画面を表示する]を選択した場合

[図データ]

表示項目を次に示します。

[図データ][終了待ち]

画面表示されたコマンドの実行を待つかどうかを指定します。指定できる値は,[画面表示プログラムの終了を待つ],[画面表示プログラムの終了を待たない]です。

[画面表示プログラムの終了を待たない]を選択した場合,[終了時の動作]を選択することはできません。

[図データ][排他オプション]

このオプションにチェックしたアクション同士で,同時に実行しない(常に1つしか実行しない)ようにします([コマンド実行(画面表示)]アイテムの排他オプションと同じ機能です)。このオプションを指定したアイテム間共通で有効になります。同時に実行すると問題となるアイテムがある場合は,このオプションを指定してください。

(2) [オプション設定]タブ

[オプション設定]タブでは,実行中のアクションを打ち切る場合の設定をします。

また,アイテムを実行する仮想ユーザー名を設定します。

[オプション設定]タブの画面を次の図に示します。

図7‒7 [オプション設定]タブの画面

[図データ]

表示項目を次に示します。

[図データ][実行打ち切り時間]

実行中のアクションを打ち切る時間を指定します。指定を省略した場合や[0]を指定した場合はアクションを打ち切りません。また,[基本設定]タブの[排他オプション]を指定している場合は,排他待ちしている時間も打ち切り時間に含まれます。

表示項目と入力値制限を次の表に示します。

項番

表示項目

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

実行打ち切り時間

テキストボックス

半角数字または変数で指定します。

指定できる数値は1〜1,440。

任意

なし

[図データ]打ち切り時の終了状態

実行中のアクションを打ち切った時の終了状態を指定します。指定できる値は[異常終了],[警告終了]です。

[図データ][仮想ユーザー名]

アイテムを実行するWindowsユーザー名にマッピングされた仮想ユーザー名を指定します。仮想ユーザー名を指定しなかった場合,アイテムはCPAのジョブ実行サービスのアカウントで実行されます。

表示項目と入力値制限を次の表に示します。

項番

表示項目

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

仮想ユーザー名

テキストボックス

64バイト以内の文字列。

半角英数字または変数で指定します。

任意

なし

(3) [入力項目の設定]タブ

[入力項目の設定]タブでは,アクションを適用する際に必要な入力項目を設定します。

[入力項目の設定]タブの画面を次の図に示します。

図7‒8 [入力項目の設定]タブの画面

[図データ]

表示項目を次に示します。

[図データ][アイテムの入力項目一覧]

アクションに定義された入力項目を一覧で表示します。作成できる入力項目数は最大10です。

[図データ][上へ]ボタン

選択した入力項目を上へ移動します。

[図データ][下へ]ボタン

選択した入力項目を下へ移動します。

[図データ][プレビュー]ボタン

アクションの入力画面をプレビュー表示します。

[OK]ボタンでは,省略可否や最大サイズ,入力可能な文字の動作確認ができます。[キャンセル]ボタンでは,プレビュー画面を閉じます。

[図データ][入力先変数名をコピー]ボタン

選択した入力項目に設定されている[入力先変数名]をコピーします。

[図データ][追加]ボタン

アクションで使用する入力項目を新規で作成します。

[図データ][編集]ボタン

登録した入力項目の定義を編集します。

[図データ][削除]ボタン

登録した入力項目を削除します。

(a) [入力項目の定義]ダイアログボックス

[追加]ボタンをクリックすると,[入力項目の定義]ダイアログボックスが表示されます。

[入力項目の定義]ダイアログボックスを次の図に示します。

図7‒9 [入力項目の定義]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目を次に示します。

[図データ][基本設定]エリア

入力先変数名や表示ラベルなど基本的な設定をします。

表示項目と入力値制限を次の表に示します。

項番

表示項目

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

入力先変数名

テキストボックス

57バイト以内の変数名形式の文字列。変数名として使用できる文字列は半角英数字だけです。

必須

なし

2

表示ラベル

テキストボックス

64バイト以内の文字列。マルチバイト文字が使用できます。

任意

なし

3

入力方式

プルダウン

[テキストボックス],[リスボックス],[チェックボックス]のどれかを選択します。

任意

なし

テキストボックスに入力する文字列のバイト数は,入力文字によって換算が異なります。入力文字と換算バイト数については,「付録C.2 入力文字の換算バイト数」を参照してください。また,テキストボックスには,半角スペースだけの入力はしないでください。

[図データ][入力方式]

追加する入力項目の入力方式を指定します。

[図データ][オプション設定]エリア

入力項目のオプションを設定します。

表示項目と入力値制限を次の表に示します。

項番

表示項目

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

活性化条件

テキストボックス

半角数字で指定します。

任意

なし

2

オプション文字

テキストボックス

32バイト以内の文字列。使用できる文字列は半角英数字および記号です。

任意

なし

3

省略可否

チェックボックス

任意

チェックなし

(凡例)

−:該当なし

[図データ][活性化条件]

入力項目を活性化するための条件を指定します。条件に合致しないと入力不可にする場合に指定します。

[図データ][オプション文字]

変数の値の前に付与するオプション文字を指定します。変数に値が設定されない場合,オプション文字は付与しません。

[図データ][省略可否]

入力項目の省略が可能かどうかを指定します。

[図データ][OK]ボタン

編集した入力項目を保存します。

[図データ][キャンセル]ボタン

編集した定義情報を追加せずに終了します。

■ [入力方式(テキストボックス)]

[入力方式]で[テキストボックス]を選択した場合,[テキストボックス]の設定エリアが表示されます。

[入力方式(テキストボックス)]選択時の画面を次の図に示します。

図7‒10 [入力方式(テキストボックス)]選択時の画面

[図データ]

表示項目を次に示します。

[図データ]テキストボックス設定エリア

テキストボックスに入力が可能な最大サイズや文字を指定します。

表示項目と入力値制限を次の表に示します。

項番

表示項目

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

最大サイズ

テキストボックス

半角数字で指定します。指定できる値は1〜512。

任意

512

2

入力可能な文字

プルダウン

[全ての文字],[英数字だけ],[英字だけ],[数字だけ],[英数字記号だけ]のどれかを選択します。

任意

なし

テキストボックスに入力する文字列のバイト数は,入力文字によって換算が異なります。入力文字と換算バイト数については,「付録C.2 入力文字の換算バイト数」を参照してください。

[図データ][改行可能にする]チェックボックス

テキストボックスの入力で改行を可能にするかどうかを指定します。

[図データ][参照ボタンを付加する]チェックボックス

テキストボックスの入力で参照画面を表示するためのボタンを付加するかどうかを指定します。

実行プログラムやファイルのパスを指定する際に使用します。

■ [入力方式(リストボックス)]

[入力方式]で[リストボックス]を選択した場合,[リストボックス]を設定するための[ラベル定義エリア]および[リストラベル名エリア]が表示されます。

[入力方式(リストボックス)]選択時の画面を次の図に示します。

図7‒11 [入力方式(リストボックス)]選択時の画面

[図データ]

表示項目を次に示します。

[図データ][ラベル定義]エリア

リストボックスのラベル名や値を指定します。

表示項目と入力値制限を次の表に示します。

項番

表示項目

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

リストラベル名

テキストボックス

64バイト以内の文字列。

任意

なし

2

テキストボックス

512バイト以内の文字列。

任意

なし

[図データ][追加]ボタン

定義したラベルをリストボックスに追加します。

[図データ]リストラベルエリア

作成したリストラベルを一覧で表示します。

[図データ][上へ]ボタン

選択したラベルを上に移動します。

[図データ][下へ]ボタン

選択したラベルを下へ移動します。

[図データ][編集]ボタン

選択したリストラベルを編集します。

[図データ][削除]ボタン

選択したリストラベルを削除します。

■ [入力方式(チェックボックス)]

[入力方式]で[チェックボックス]を選択した場合,[チェックボックス]の設定エリアが表示されます。

[入力方式(チェックボックス)]選択時の画面を次の図に示します。

図7‒12 [入力方式(チェックボックス)]選択時の画面

[図データ]

表示項目を次に示します。

[図データ]チェックボックス設定エリア

チェックボックスの[チェック時の値],[非チェック時の値]とチェックボックスの説明を設定します。

表示項目と入力値制限を次の表に示します。

項番

表示項目

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

チェック時の値

テキストボックス

512バイト以内の文字列。

任意

なし

2

非チェック時の値

テキストボックス

512バイト以内の文字列。

任意

なし

3

説明

テキストボックス

64バイト以内の文字列。ただし,半角文字を含む場合,すべての文字が表示されないことがあります。プレビュー画面などで表示を確認してください。

任意

なし