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JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


1.3 ジョブの実行単位とジョブ実行ID

ジョブは,予定と実行結果ごとに,ジョブ実行IDと呼ぶIDが割り振られます。ジョブ実行IDは,今日の実行分と明日の実行分のように,スケジュールや実行条件の成立によって区別される実行単位ごとに割り振られます。

図1‒7 ジョブの実行単位とジョブ実行ID

[図データ]

ジョブ実行IDは,実行予定が生成される時に割り振られます。日時で実行するジョブの場合は,ジョブの登録,およびジョブ実行開始時に次の実行予定スケジュールを求めた際に割り振られます。イベントで実行するジョブの場合は,ジョブの登録,および実行条件成立時に次の実行条件の成立を待つ予定を生成した際に割り振られます。

ジョブ実行IDの形式は36文字の半角英数字(16進数値)および「-」(ハイフン)で,次のような形式です。

[図データ]

ジョブ実行IDは,一度割り振られるとジョブの再登録やスケジュールの変更をしない限り,変わることはありません。また,他のジョブのジョブ実行IDや,過去の実行結果のジョブ実行IDとも重複しないIDです。

ジョブ実行IDは,cpareportコマンドで確認できます。詳細は「9. コマンド」の「cpareport」を参照してください。