2.4.1 アクションの状態を確認する
アクションの実行結果は,ジョブ登録画面の[状態確認]ダイアログボックスで確認できます。
ジョブに指定したアクションフロー(Hello確認),アクションフローに定義されているアクション(ファイル作成,ファイル確認,ファイル完成)それぞれに状態があります。
- 〈この項の構成〉
(1) アクションの確認
今回の例では,ファイル作成のアクションでc:\temp\hello.txtファイルが作成されているため,ファイル確認のアクションが正常終了します。メッセージダイアログボックスに「Success!」が表示されることを確認してください。
操作手順
-
ジョブ登録画面で,[日時で実行]タブを選択する。
ジョブを選択すると[状態確認]ボタンが表示されます。
-
[状態確認]ボタンをクリックする。
[状態確認]ダイアログボックスが表示されます。
-
ジョブの状態を確認する。
[状態確認]ダイアログボックスの上段に「ジョブリスト」が表示され,ジョブの開始日時,終了日時,および状態が確認できます。
-
「ジョブリスト」からジョブを選択する。
画面左下に「ユニットリスト」が表示されます。
- メモ
-
手順3.と手順4.で異常終了したジョブおよびユニットの文字色は,赤で表示されます。異常終了した場合の表示については,「2.4.1(3) 異常終了時の確認」を参照してください。
-
「ユニットリスト」からユニットを選択する。
-
画面右下に「ユニット情報」が表示され,ユニットの状態,開始日時,および終了日時を確認できる。
-
「ユニットリスト」左にある三角マークをクリックする。
アクションフロー内のユニットがツリー表示されます。
-
「ファイル確認」のユニットを選択する。
-
画面右下の[実行結果確認]ボタンをクリックする。
[実行結果確認]ダイアログボックスが表示されます。
-
実行コマンド,標準出力,および標準エラー出力の内容を確認する。
ファイル確認のアクションが正常に終了したことを確認できます。
(2) リカバリー実行時の確認
ファイル確認のアクションのリカバリー実行コマンドが実行されるケースを確認してみましょう。
まず,はじめに作成したhello.txtファイルを削除します。
操作手順
-
ジョブ登録画面で,[アクションフロー]タブを選択する。
-
アクションフロー「Hello確認」を選択して,[編集]ボタンをクリックする。
アクションフロー[Hello確認]のダイアログボックスが表示されます。
-
「ファイル作成」のアイコンを右クリックし,メニューの「編集」を選択,または「ファイル作成」のアイコンをダブルクリックする。
[ファイル作成]のダイアログボックスが表示されます。
-
パラメーターに指定されている「/c echo hello!! >c:\temp¥hello.txt」を「/c del c:\temp\hello.txt」に変更して,[OK]ボタンをクリックする。
-
[登録]ボタンをクリックして,アクションフロー「Hello確認」を登録する。
上書きしてよいかの確認メッセージが出力されます。
-
[OK]ボタンをクリックする。
ジョブ登録画面に戻ります。[日時で実行]タブで,ジョブ「TEST02」を選択します。
-
[編集]ボタンをクリックする。
ジョブ[TEST02]のダイアログボックスが表示されます。
-
[登録]ボタンをクリックして,ジョブを登録する。
上書きしてよいかの確認メッセージが出力されます。
-
[OK]ボタンをクリックする。
(3) 異常終了時の確認
ジョブに指定したアクションフロー(Hello確認),アクションフローに定義されているアクション(ファイル作成,ファイル確認,ファイル完成)の状態の遷移は次の図に示すようになり,2つ目のアクション「ファイル確認」が異常終了(ENDE)したため,後続のアクション「ファイル完成」は実行されず,上位階層のアクションフローおよびジョブも異常終了(ENDE)となります。
今回の例では,ファイル作成のアクションでc:\temp\hello.txtファイルを削除しているため,ファイル確認のアクションのif判定が成立し,cmd.exeコマンドが異常終了します。その後,リカバリー実行コマンドが実行されて,メッセージダイアログボックスに「Failure!」が表示されることを確認してください。
操作手順
-
[状態確認]ダイアログボックスを開いて,赤字で表示されている異常終了のジョブリストを選択する。
-
赤字で表示されている「ファイル確認」ユニットを選択する。
-
[実行結果確認]ボタンをクリックする。
[実行結果確認]ダイアログボックスが表示されます。
-
実行コマンド,標準出力,および標準エラー出力の内容を確認する。
ファイル確認のコマンドが異常終了したことを確認できます。
-
続けて,リカバリー実行コマンドが実行されたことを確認する。