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JP1 Version 12 ジョブ管理 基本ガイド(クライアント業務自動化編)


2.2 ジョブを作成する

ジョブの作成方法を実際のGUI画面を利用して説明します。

ここでは,画面に「hello!!」のメッセージダイアログボックスを出力するジョブを作成してみましょう。

なお,メッセージダイアログボックスの出力は,msgコマンド(msg.exe console /w hello!!)で行うものとします。

CPAをインストールしたマシンのプログラムメニューから,「JP1 Client Process Automation」の「ジョブ登録」を選択して,ジョブ登録画面を起動してください。

操作手順

  1. [日時で実行]タブを選択する。

    [図データ]

  2. [図データ]新規作成]ボタンをクリックして,[日時で実行するジョブ]ダイアログボックスを表示する。

    [図データ]

  3. ジョブ名および説明を入力する。

    <入力例>

    ジョブ名:TEST01

    説明:Hello出力

    [図データ]

  4. アイテム選択で[アクション]タブを選択する。

    [図データ]

  5. 「コマンド実行」のアイテムを選択して,[適用]ボタンをクリックする。

    実行アクションのアクション欄に「コマンド実行」が適用されます。

  6. 実行コマンド,パラメーター,および仮想ユーザー名を入力する。

    <入力例>

    実行コマンド:msg.exe※1

    パラメーター:console /w hello!!

    仮想ユーザー名:仮想ユーザー名※2

    注※1

    64ビット版のOSで実行する場合は,実行コマンドを次のように指定してください。

    Windowsシステムのインストール先が,C:\Windowsの場合

    C:\Windows\sysnative\msg.exe

    注※2

    特定のWindowsユーザーでコマンドを実行したい場合は,Windowsユーザー名にひも付いた仮想ユーザー名を指定してください。指定しなかった場合は,CPAのジョブ実行サービスのアカウントで実行されます。仮想ユーザー名については,マニュアル「JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド」を参照してください。

    [図データ]

  7. スケジュールを設定する。

    ここでは,登録したジョブをすぐに実行するため「登録完了後すぐに実行する」のチェックボックスをチェックします。(スケジュールの実行日,実行時刻,カレンダーの指定がない状態も「登録完了後すぐに実行する」と同じです。)

    ジョブに実行時間を指定して,指定した時間に実行させたい場合は「2.5 スケジュールを設定する」を参照してください。

    [図データ]

  8. [登録]ボタンをクリックする。

    登録完了のメッセージが出力されます。

  9. [OK]ボタンをクリックして,ジョブの実行を確認する。

    ジョブ「TEST01」が実行されて,hello!!のメッセージダイアログボックスが出力されることを確認します。

  10. [OK]ボタンをクリックして,メッセージダイアログボックスを閉じる。

    [図データ]