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JP1 Version 12 JP1/Script(Windows(R)用)


9.9.4 SetTrialOpenMode (試行オープン機能を設定する)

機能

試行オープン機能を設定します。

形式
SetTrialOpenMode ( Count〔,WaitTime〕)
指定項目
Count

試行回数を0から100の数値,または値を格納した変数名で指定します。

0を指定した場合,試行オープンを解除します。

WaitTime

試行間隔を100から60,000の数値,または値を格納した変数名で指定します。

試行間隔はミリ秒単位で指定します。

この値は省略できます。省略した場合,100を仮定します。

説明

TextCloseコマンドでのファイルクローズ後の試行オープンで排他エラーが発生した場合に,指定された試行回数および試行間隔で試行オープンします。

設定された試行回数および試行間隔はResetTrialOpenMode コマンドが実行されるまで有効になります。

なお,この設定は現在のプロセスだけで有効のため,Execコマンド,またはNetExecコマンドで呼び出したスクリプトファイルでは有効になりません。

Dim file1, Buff1
file1 = TextOpen( _BIN_ + "Error.log", ReadWrite )
If file1 = 0 Then
  MessageBox( _BIN_ + "Error.log のオープンに失敗", OK )
  Exit 2
End If
TextSeek( file1, ToEnd )
TextWrite( file1, "排他エラーが発生しました。" )
SetTrialOpenMode( 2, 6000 )  ' 試行オープン設定
TextClose( file1 )  ' ディスクの書き込み遅延のおそれあり
ResetTrialOpenMode  ' 試行オープン解除
Exec( "MessageOutput.EXE", True, _BIN_ + "Error.log" )
対象バージョン

JP1/Script 10-00以降