Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Script(Windows(R)用)


9.7.3 MakeShortcut (ショートカットを作成する)

機能

ショートカットを作成します。

形式
MakeShortcut ( RootPath , SubPath , LinkPath , 〔Param〕 , 〔WorkDirPath〕 , 〔IconPath〕 , 〔IconIndex〕 〔, IconFlag〕 )
指定項目
RootPath

ショートカットの作成場所を指定します。

この値は次のどれかになります。

意味

None

現在の実行フォルダ下

Lcl_Desktop

デスクトップ(共通グループ)

Lcl_Startmenu

スタートメニュー(共通グループ)※1

Lcl_Program

プログラム(共通グループ)※2

Lcl_Startup

スタートアップ(共通グループ)※3

Cur_Desktop

デスクトップ(ユーザ別グループ)

Cur_Startmenu

スタートメニュー(ユーザ別グループ)※1

Cur_Program

プログラム(ユーザ別グループ)※2

Cur_Startup

スタートアップ(ユーザ別グループ)※3

注※1 Windowsの[スタート]メニュー

注※2 Windowsの[スタート]−[プログラム]メニュー

注※3 Windowsの[スタート]−[プログラム]−[スタートアップ]メニュー

Lcl_Desktop,Lcl_Startmenu,Lcl_ProgramまたはLcl_Startupを指定した場合,管理者権限でスクリプトファイルを実行してください。詳細は,「1.8.2 コマンドの動作」を参照してください。

SubPath

ショートカット名を,文字列,または値を格納した変数名で指定します。

RootPathで指定されたショートカットの作成場所が Lcl_Program ,または Cur_Program の場合,次のように指定してください。

プログラムグループ\ショートカット名
LinkPath

ショートカットのリンク先を,文字列,または値を格納した変数名で指定します。

Param

LinkPathで指定されたファイルの実行に必要なパラメタがある場合,パラメタを文字列,または値を格納した変数名で指定します。

WorkDirPath

作業フォルダ名を文字列,または値を格納した変数名で指定します。

この値は省略できます。省略した場合,LinkPathで指定されたリンク先のフォルダを仮定します。

IconPath

ショートカットに使うアイコンが登録されているアイコンファイル名を文字列,または値を格納した変数名で指定します。

この値は省略できます。省略した場合,LinkPathで指定されたリンク先を仮定します。

IconIndex

IconPathで指定されたアイコンファイル中のアイコンのインデックスを,0から始まる数値または値を格納した変数名で指定します。

この値は省略できます。省略した場合,0を仮定します。

IconFlag

ショートカットを起動したときのウィンドウの表示方法を指定します。

この値は次のどれかになります。

意味

Normal

通常のウィンドウ

Min

最小化(タスクバーのボタン)

Max

最大化(画面全体)

この値は省略できます。省略した場合,Normalを仮定します。

説明

指定されたショートカットを作成します。コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)をコマンドの実行結果として返します。

指定された名前のショートカットがすでに存在する場合,そのショートカットは削除され,指定されたパラメタで登録し直します。

' Windows 7でスタートアップに"ABC.SPT"を呼び出す
' ショートカットを作成する。
If  _OS_ = "WIN_NT6.1"  Then
     MakeShortcut ( Cur_Startup ,"ABC" ,_BIN_+"ABC.SPT" _
                   , , , _TEMP_ , ,Min )
End If
対象バージョン

JP1/Script 05-20以降