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JP1 Version 12 JP1/Script(Windows(R)用)


8.5.17 GetFileAttributeまたはGetFileAttr (フォルダ/ファイルの属性を取得する)

機能

フォルダ,またはファイルの属性を取得します。

JP1/Script 07-50以降では,ラージファイルが使用できます。

形式
GetFileAttribute ( PathName , AttrArrayBuff )
GetFileAttr ( PathName , AttrArrayBuff )
指定項目
PathName

取得するフォルダ,またはファイルのフルパスを文字列,または値を格納した変数名で指定します。

AttrArrayBuff

取得する属性を受け取る要素数が可変な一次元の配列変数の変数名を指定します。

格納される値は次のようになります。

意味

ATTR_READONLY

読み込み専用ファイル

ATTR_HIDDEN

隠しファイル

ATTR_ARCHIVE

アーカイブファイル

ATTR_SUBDIR

サブディレクトリ

ATTR_SYSTEM

システムファイル

ATTR_TEMPORARY

一時ファイル

ATTR_COMPRESSED

圧縮ファイル

ATTR_NORMAL

ファイルには,特に属性はありません。

格納後,配列変数の要素数は属性の数に置き換わります。

説明

指定されたフォルダ,またはファイルに指定された属性を取得します。コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。

フォルダ,またはファイルの属性を設定するには,SetFileAttributeコマンドを,フォルダ,またはファイルの一つの属性をチェックするには,IsFileAttributeコマンドを使用します。

補足

環境変数ProgramFiles(通常はシステムドライブのProgram Filesフォルダ),またはWinDir(通常はシステムドライブのWindowsフォルダ)に設定されているフォルダ,フォルダ下のフォルダ,またはフォルダ下のファイルを指定する場合,注意が必要です。詳細は,「1.8.2 コマンドの動作」を参照してください。

' 実行フォルダ下の一時ファイルを削除する。
Dim  file_attr( )
For  file = _SCF_+"*.*"  Do
  ' ファイル属性を取得
  GetFileAttribute ( file ,file_attr )
  aryCnt = GetArrayCount ( file_attr )
  ' 属性を格納した配列変数から一時ファイル属性を検索
    For  i = 1 To aryCnt
      If  file_attr( i ) = ATTR_TEMPORARY  Then
        ' ファイル削除
        DeleteFile ( file , ExclDir )
        Exit For
      End If
    Next
End For
対象バージョン

JP1/Script 06-00以降