Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Script(Windows(R)用)


8.5.15 TempFile (一時ファイル名を作成する)

機能

一時ファイル名を作成します。

形式
TempFile ( FileNameBuff , 〔Prefix〕 〔, DirName〕 )
指定項目
FileNameBuff

作成した一時ファイル名を受け取る変数名を指定します。

Prefix

プレフィックスを文字列,または値を格納した変数名で指定します。プレフィックスは先頭の3文字が有効となります。

この値は省略できます。省略した場合,"STX"が仮定されます。

DirName

一時ファイルを作成するフォルダ名を文字列,または値を格納した変数名で指定します。

この値は省略できます。省略した場合,システムの一時フォルダを仮定します。

説明

一時ファイル名をDirNameで指定したフォルダにpre<16進文字列>.TMPで作成します。

pre:Prefixに指定した文字

<16進文字列>:システム時刻に基づいて生成された16進文字(1〜FFFF)

コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。

このコマンドは,作成されたファイル名でファイルサイズ0バイトのファイルを実際に作成します。なお,作成されたファイルは自動的に削除されることはありません。

補足

環境変数ProgramFiles(通常はシステムドライブのProgram Filesフォルダ),またはWinDir(通常はシステムドライブのWindowsフォルダ)に設定されているフォルダ下のフォルダを指定する場合,注意が必要です。詳細は,「1.8.2 コマンドの動作」を参照してください。

' 一時ファイル名を作成して,作成した一時ファイルに
' "MODEM.INF"をコピーする。
Dim  bkupFileName ,outDir1
outDir1 = _TEMP_
' プレフィックス"BUP"で一時ファイル名を作成する。
TempFile ( bkupFileName ,"BUP" ,outDir1 )
Copy ( outDir1+"MODEM.INF" ,bkupFileName )
対象バージョン

JP1/Script 01-00以降