8.5.7 TextWrite (テキストファイルにデータを書き込む)
- 機能
-
テキスト形式ファイルにデータを書き込みます。
JP1/Script 07-50以降では,ラージファイルが使用できます。
- 形式
TextWrite ( FileId , Data , 〔NewLine〕 〔, Position〕 )
- 指定項目
-
- FileId
-
ファイル識別子を数値,または値を格納した変数名で指定します。
このファイル識別子は,TextOpenコマンドで実行結果として返される値です。
なお,TextOpenコマンドのファイルオープン時の動作には,ReadOnly(ファイルを読み込みモードでオープン)以外を指定してください。
- Data
-
書き込むデータを文字列,または値を格納した変数名で指定します。
- NewLine
-
データを書き込んだ後に改行をするときには真(True)を,改行をしないときには偽(False)を指定します。
この値は省略できます。省略した場合,真(True)を仮定します。
- Position
-
ファイルの先頭を0とした読み書き開始位置を数値,または値を格納した変数名で指定します。指定できる値は0〜2,147,483,647(単位:バイト)です。
この値は省略できます。省略した場合,現在の読み書き開始位置を仮定します。
ラージファイルの場合,2GB以上の位置を指定して書き込むことはできません。
- 説明
-
指定されたファイル識別子のテキスト形式ファイルに対して,データを現在の読み書き開始位置,または指定された読み書き開始位置から書き込みます。コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。
読み書き開始位置は,コマンドの実行結果が真(True)でNewLineに真(True)が指定してある場合は次行になり,NewLineに偽(False)が指定してある場合は書き込んだデータの直後になります。
- 重要
-
すでに存在するファイルに対してTextOpenコマンドのModeにWriteOnly,またはReadWriteを指定し,TextWriteコマンドを実行した場合,TextWriteコマンドは,単純に指定された文字数分の上書きを行います。したがって,出力する文字数(改行コードを含む)が既存ファイルより少ない場合,少ない文字数分,オープン前の内容がファイルに残ります。
- 例
-
実行フォルダ下のテキストファイル"Loging.txt"を作成する。
-
スクリプトファイル
Dim file1 file1 = TextOpen ( _BIN_+"Loging.txt" ,Create ) If file1 = 0 Then MessageBox ( _BIN_+"Loging.txtのオープンに失敗" ,OK ) Else TextWrite ( file1 ,"<< " + _COMP_ + " / " + _USER_ + " >>" ) TextWrite ( file1 , Date + " " + Time + " " ,False ) TextWrite ( file1 ,"スクリプト実行開始" ) TextClose ( file1) End
-
実行結果(Loging.txtの内容)
<< COMP01 / USER01 >> 2011/08/31 11:57:22 スクリプト実行開始
-
- 対象バージョン
-
JP1/Script 05-00以降