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JP1 Version 12 JP1/Script(Windows(R)用)


8.2.2 Dim(配列) (配列変数を宣言しメモリ領域を割り当てる)

機能

配列変数を宣言してメモリ領域を割り当てます。

形式
Dim VarName ( 〔Number1〕 〔, Number2〕 ) 〔, VarName ( 〔Number1〕 〔, Number2〕 ) , Dim VarName [ 〔Number1〕 〔, Number2〕 ] 〔, VarName [ 〔Number1〕 〔, Number2〕 ] , 
指定項目
VarName

定義する配列変数の変数名を指定します。変数の名前付け規則に従って名前を付けます。

Number1

配列変数の要素数(二次元配列の場合は行要素数)を数値,または値を格納した変数で指定します。

省略した場合,要素数は可変となります。

Number2

二次元配列の列要素数を数値,または値を格納した変数で指定します。

省略した場合,要素数は可変となります。

説明

このコマンドを使ってスクリプトレベルで宣言した配列変数は,宣言したスクリプト内のすべてのプロシージャから参照できます。プロシージャレベルで宣言した配列変数は,宣言したプロシージャ内だけで参照できます。

ただし,スクリプトレベル,またはプロシージャレベルのDo...Loop,For...Next,For...End For,While...Endループ内で配列変数の宣言により割り当てた配列変数はループ内だけで参照できます。

固定な配列変数の宣言時には,配列変数のすべての要素はEmpty値になります。

' 二次元の固定な配列変数table1の宣言
Dim  table1( 5 ,6 )
 
' 一次元の固定な配列変数table2から一次元の可変な配列変数table3への
' 一括代入
Dim  table2( 6 ) ,table3( )
For  i = 1 To 6
  table2( i ) = Time( )
Next
table3 = table2
 
' 一次元の固定な配列変数table4と配列変数table5の比較
Dim  table4( 6 ) ,table5( 6 )
  :
If  table4 = table5  Then
  :
' 次のような大小比較はできないため,実行エラーになる。
If  table4 <= table5  Then
  :
対象バージョン

JP1/Script 06-00以降