5.5.1 資料採取ツール
(1) 資料採取ツールの準備
資料採取ツールはインストール先フォルダのTools\Jpnフォルダ下のSptrasファイルになります。エクスプローラなどを使ってSptrasファイルを任意のフォルダに複写してください。次に,複写先のファイルの拡張子を「.bat」に変更してください。なお,インストール先フォルダについては,Sptrasファイル中の説明に従ってエディタで編集する必要があります。ただし,フォルダは「"」(ダブルクォーテーション)で囲まないでください。
また,ログの出力先などを変更している場合も,Sptrasファイルに記載されている説明に従ってファイルの内容を変更してください。この場合も,フォルダは「"」(ダブルクォーテーション)で囲まないでください。
(2) 資料採取ツールの実行
資料採取ツールを実行します。次にツールの実行例を示します。
c:\>c:\temp\Sptras.bat
資料採取ツールの実行結果は,デフォルトでは %TEMP%\jp1script フォルダ下に出力されます。このフォルダ下を採取してください。バッチファイルの実行結果を出力したファイルが作成済みの場合,情報の上書きを確認するメッセージが出力されるので「y」で応答してください。
- 重要
-
資料採取ツールは,スクリプトファイルを実行していない時にバッチファイルを実行してください。Scriptプロセスビューアで実行しているスクリプトファイルを確認できます。また,資料採取ツールが終了するまでスクリプトを実行しないように注意してください。
(3) 資料採取ツールで採取する情報
資料採取ツールで採取する情報,情報の出力先のフォルダ名,またはファイル名を次の表に示します。
資料採取ツールで採取する情報 |
情報の出力先 |
---|---|
JP1/Scriptのインストール先フォルダ配下のファイルリスト |
FILELIST.txt |
hostsファイル |
hosts |
servicesファイル |
services |
JP1/Scriptのレジストリ情報 |
REGDATA.DAT |
OSバージョン,Windowsの環境変数情報,IPコンフィギュレーション情報など |
OSINFO.TXT |
JP1/Scriptのインストール先フォルダ配下すべて |
Backup(フォルダ) |
保守ログファイル |
Backup\MaintenanceLog(フォルダ) |