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JP1 Version 12 JP1/Script(Windows(R)用)


4.1.8 実行環境の設定(起動情報)ダイアログ

Scriptマネージャウィンドウでアイコンを一つ,または複数選択してから,[ファイル]−[実行環境の設定]−[すべての項目]メニューを選択すると,[実行環境の設定]ダイアログが表示されます。

また,[実行]ダイアログから[詳細]ボタンを選択しても表示されます。

[実行環境の設定]ダイアログには,「起動情報」「終了情報」「トレース情報」の三つのタブがあります。

「起動情報」タブを選択すると,[実行環境の設定(起動情報)]ダイアログが表示されます。

[図データ]

補足

JP1/Scriptサービスが実行中以外の状態で実行環境の設定(起動情報)をしようとすると,次のエラーダイアログを表示します。

「JP1/Scriptサービスの状態が実行中以外のため,実行できません。JP1/Scriptサービスを開始した後,再度実行してください。」

〈この項の構成〉

(1) ダイアログの項目

[実行環境の設定(起動情報)]ダイアログでは,選択したスクリプトファイルに対して,次の項目を設定できます。

スクリプトファイル名

Scriptマネージャウィンドウで選択したファイル(アイコン)の名前が表示されます。

アイコンを複数選択した場合は複数のファイルの名前を昇順にソートして表示します。

コマンドライン

実行時に必要なコマンドラインを指定します。

パラメタや,トレースファイル,およびイベントログの出力の有無などを指定できます。

[設定]ボタンを選択すると,[コマンドラインの設定]ダイアログが表示されます。

詳細は,「6.2 コマンドラインに関する規則」を参照してください。

作業フォルダ

実行時のカレントドライブ,またはフォルダを指定します。

[選択]ボタンを選択すると,[フォルダの選択]ダイアログが表示されます。

指定がない場合は,スクリプトファイルのフォルダが選択されます。

起動情報

自動起動する場合の起動先の空間を指定します。曜日・日・時刻の設定が無い場合,次に示す条件で起動されます。

ログオン:OSにログオンした時

サービス:電源投入時

起動先がログオンで曜日・日・時刻を設定していてもOSにログオンしていなければ,起動されません。

複数起動を許可する

一つのスクリプトを複数同時に実行することを許可する場合にチェックします。

同時実行数の上限はありません。しかし,同時実行数が多くなれば,その分システムリソースを消費します。そのため,同時実行するスクリプト数に注意してください。

この値をチェックした場合,トレース出力先フォルダは[実行環境の設定(トレース情報)]ダイアログの「出力先フォルダ」ではなく,[オプション(複数起動)]ダイアログの「トレースファイルの出力先フォルダ」で指定します。ダイアログの設定方法については,「4.1.25 オプション(複数起動)ダイアログ」を参照してください。

なお,トレース出力先フォルダはスクリプトファイル単位に指定できません。そのため,同一名称のスクリプトファイルそれぞれに「複数起動を許可する」を指定した場合,それぞれの解析トレースファイル,および実行トレースファイルは,同一フォルダに同一名称で出力されることになりますので,注意してください。

自動起動情報に登録する

Scriptランチャによって自動起動する場合にチェックします。

曜日の設定をする

指定曜日を決めて起動する場合に選択します。

「自動起動情報に登録する」がチェックされていない場合は,グレーアウトされて選択できません。

曜日

毎週何曜日に起動するかを指定します。

「曜日の設定をする」がチェックされていない場合は,グレーアウトされて指定できません。

日の設定をする

指定日を決めて起動する場合に選択します。

「自動起動情報に登録する」がチェックされていない場合は,グレーアウトされて選択できません。

毎月何日に起動するかを指定します。

1〜31の範囲で指定してください。なお,指定した日が存在しない月は起動されません。

「日の設定をする」がチェックされていない場合は,グレーアウトされて指定できません。

時刻の設定をする

指定時刻を決めて起動する場合に選択します。

「自動起動情報に登録する」がチェックされていない場合は,グレーアウトされて選択できません。

時刻

何時何分に起動するかを指定します。

00:00〜23:59の範囲で指定してください。なお,指定時刻がScriptランチャの起動時刻より前の場合は,翌日に起動されます。

「時刻の設定をする」がチェックされていない場合は,グレーアウトされて指定できません。

注※

JP1/Scriptサービスの起動時,またはScriptランチャの起動時にだけ有効になる情報です。

(2) ダイアログでの操作

(3) 処理詳細