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JP1 Version 12 JP1/Script(Windows(R)用)


3.4.1 Scriptトレースビューアウィンドウとメニュー

トレースビューアを起動すると表示されるScriptトレースビューアウィンドウ,およびトレースビューアのメニューの種類について説明します。また,トレースファイルを開いたときに表示されるウィンドウ,およびメニューの種類についても説明します。

〈この項の構成〉

(1)  Scriptトレースビューアウィンドウ

Scriptトレースビューアウィンドウ,およびウィンドウの各部の名称を,図3-4に示します。

図3‒4 Scriptトレースビューアウィンドウ

[図データ]

(a) ツールバー

ツールバーには,メニューバーから選択できるコマンドの中から,頻繁に使用するコマンドだけをボタンの形で表示します。ボタンをマウスでクリックするだけで,該当するコマンドを実行できます。オプションメニューによって非表示にすることもできます。

Scriptトレースビューアウィンドウのツールバーには,次のコマンドのボタンが表示されます。

[保存]ボタン

トレースファイルを別名で保存します。

[表示]ボタン

トレースファイルの内容を表示します。

[削除]ボタン

トレースファイルを削除します。

[印刷]ボタン

トレースファイルを印刷します。

[終了]ボタン

トレースビューアを終了します。

[クリア]ボタン

トレースファイルを空(ファイルサイズ0)にします。

[すべて選択]ボタン

すべての項目を選択します。

[解析トレース]ボタン

解析トレース一覧の表示・非表示を切り替えます。

[実行トレース]ボタン

実行トレース一覧の表示・非表示を切り替えます。

[ユーザトレース]ボタン

ユーザトレース一覧の表示・非表示を切り替えます。

[サーバトレース]ボタン

サーバトレース一覧の表示・非表示を切り替えます。

[最新]ボタン

表示しているトレースファイルの情報を最新の情報に更新します。

[コンピュータの選択]ボタン

表示するトレースファイルの接続先コンピュータ名を設定します。

[ヘルプ]ボタン

JP1/Scriptのオンラインヘルプを表示します。

(b) ステータスバー

ステータスバーは,トレースビューアが現在実行している処理に関するメッセージや,処理終了後の状態に関するメッセージを表示するための領域です。

(c) クライアントエリア

ここには,トレースファイル情報(種別,ファイル名,行数,更新日時,格納先フォルダ)が表示されます。トレースファイル情報の左端には,各トレースファイルの実行状態がアイコンで表示されます。表示されるアイコンは,複数起動を許可されているスクリプトの場合と,複数起動を許可されていないスクリプトの場合とで異なります。各アイコンの見方を次に示します。

表3‒11 複数起動を許可されているスクリプトの場合

表示

実行状態

意味

[図データ]

(白,黄緑)

実行中

一つ以上のスクリプトが実行中であることを表します。

[図データ]

(白,青)

正常終了(一部終了)

一つ以上のスクリプトが正常に終了したことを表します。

[図データ]

(白,赤)

システムエラー(一部終了)

一つ以上のスクリプトのコマンド実行中にエラーが発生し,スクリプトの実行を中断したことを表します。

[図データ]

(白,黄)

ユーザエラー(一部終了)

一つ以上のスクリプトでAlertコマンド,またはExitWindowsコマンドを実行したこと,または強制的に終了されたことを表します(Alertコマンド実行後にシステムエラーになる場合もあります)。

[図データ]

(水色,青)

正常終了(すべて終了)

すべてのスクリプトが正常に終了したことを表します。

[図データ]

(水色,黒)

未実行(すべて終了)

すべてのスクリプトが1回も実行されていないことを表します(構文解析などのエラーでコマンドが実行されなかった場合などに表示されます)。

[図データ]

(水色,赤)

システムエラー(すべて終了)

すべてのスクリプトが終了しましたが,一つ以上のスクリプトでコマンド実行中にエラーが発生し,スクリプト実行を中断したことを表します。

[図データ]

(水色,黄)

ユーザエラー(すべて終了)

すべてのスクリプトが終了しましたが,一つ以上のスクリプトでAlertコマンド,またはExitWindowsコマンドを実行したこと,または強制的に終了されたことを表します(Alertコマンド実行後にシステムエラーになる場合もあります)。

注※ 表示欄の括弧内はアイコンの丸印の色を表します。

表3‒12 複数起動を許可されていないスクリプトの場合

表示

実行状態

意味

[図データ]

管理対象外

実行状態を管理しないファイル(解析トレース,ユーザトレース)であることを表します。

[図データ]

(黒)

未実行

スクリプトが1回も実行されていないことを表します。

[図データ]

(黄緑)

実行中

スクリプトが実行中であることを表します。

[図データ]

(青)

正常終了

スクリプトが正常に終了したことを表します。

[図データ]

(赤)

異常終了(システムエラー)

スクリプトのコマンド実行中にエラーが発生し,スクリプトの実行を中断したことを表します。

[図データ]

(黄)

異常終了(ユーザエラー)

Alertコマンド,またはExitWindowsコマンドを実行したこと,または強制的に終了されたことを表します(Alertコマンド実行後にシステムエラーになる場合もあります)。

注※ 表示欄の括弧内はアイコンの丸印の色を表します。

(2)  Scriptトレースビューアウィンドウのメニュー

トレースビューアの機能をメニューごとに説明します。トレースビューアのメニュー一覧を表3-13に示します。

表3‒13 トレースビューアのメニュー一覧

メニュー

コマンド(機能)

機能概要

[ファイル]

[名前を付けて保存]

選択されているトレースファイルに別の名前を付けて保存します。

[トレースファイルの表示]

選択されているトレースファイルの内容を表示します。

[トレースファイルの削除]

選択されているトレースファイルを削除します。

[印刷]

選択されているトレースファイルの内容を印刷します。

[トレースビューアの終了]

トレースビューアを終了します。

[編集]

[トレースファイルのクリア]

トレースファイルを空(ファイルサイズ0)にします。

[すべて選択]

すべての項目を選択します。

[表示]

[ツールバー]

ツールバーの表示・非表示を切り替えます。

[ステータスバー]

ステータスバーの表示・非表示を切り替えます。

[未使用時に最小化]

未使用のとき,最小化します。

[解析トレース]

解析トレース一覧の表示・非表示を切り替えます。

[実行トレース]

実行トレース一覧の表示・非表示を切り替えます。

[ユーザトレース]

ユーザトレース一覧の表示・非表示を切り替えます。

[サーバトレース]

サーバトレース一覧の表示・非表示を切り替えます。

[最新の情報に更新]

トレースファイルの情報を最新の情報に更新します。

[オプション]

[コンピュータの選択]

表示するトレースファイルの接続先コンピュータ名を設定します。

[ヘルプ]

[目次]

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[キーワードで検索]

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