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JP1 Version 12 JP1/Script(Windows(R)用)


3.1.1 Scriptマネージャウィンドウとメニュー

JP1/Scriptでスクリプトを作成する場合は,まずマネージャを起動させます。マネージャアイコンを起動すると,Scriptマネージャウィンドウが表示されます。マネージャでは,作成したスクリプトの保存や文法のチェックなど,スクリプトに関する操作をします。

ここでは,マネージャを起動すると表示されるScriptマネージャウィンドウについて説明します。また,マネージャの機能をメニューごとに説明します。

〈この項の構成〉

(1) Scriptマネージャウィンドウ

Scriptマネージャウィンドウ,およびウィンドウの各部の名称を,図3-1に示します。

図3‒1 Scriptマネージャウィンドウ

[図データ]

(a) ツールバー

ツールバーには,メニューバーから選択できるコマンドの中から,頻繁に使用するコマンドだけをボタンの形で表示しています。ボタンをマウスでクリックするだけで,該当するコマンドを実行できます。オプションメニューによって非表示にすることもできます。

Scriptマネージャウィンドウのツールバーには,次のコマンドのボタンが表示されます。

[新規作成]ボタン

スクリプトファイルを新規作成します。

[編集]ボタン

スクリプトファイルを編集します。

[複写]ボタン

スクリプトファイルを複写します。

[追加]ボタン

別のフォルダのスクリプトファイルを現在のフォルダに追加します。

[削除]ボタン

スクリプトファイルを削除します。

[名前の変更]ボタン

スクリプトファイル名を変更します。

[終了]ボタン

マネージャを終了します。

[文法チェック]ボタン

スクリプトファイルの文法をチェックします。

[実行]ボタン

スクリプトファイルを実行します。

[実行環境の設定]ボタン

スクリプトファイルの実行環境を設定します。

[大きいアイコン]ボタン

スクリプトファイルを大きいアイコンで表示します。

[小さいアイコン]ボタン

スクリプトファイルを小さいアイコンで表示します。

[一覧]ボタン

スクリプトファイルをリスト形式で表示します。

[最新]ボタン

クライアントエリアを最新の状態に更新します。

[自動起動の設定]ボタン

スクリプトファイルの自動起動を設定します。

[トレースビューア]ボタン

トレースビューアを起動します。

[簡易入力]ボタン

簡易入力を起動します。

[メニューエディタ]ボタン

メニューエディタを起動します。

[プロセスビューア]ボタン

プロセスビューアを起動します。

[ヘルプ]ボタン

JP1/Scriptのオンラインヘルプを表示します。

(b) ステータスバー

ステータスバーは,マネージャが現在実行している処理に関するメッセージや,処理終了後の状態に関するメッセージを表示するための領域です。

(c) クライアントエリア

クライアントエリアには,ファイルを抽象化したアイコンが表示されます。

ここに表示しきれないアイコンがある場合は,Scriptマネージャウィンドウにスクロールバーが表示されます。

(2) Scriptマネージャウィンドウのメニュー

ここでは,Scriptマネージャウィンドウのメニューウィンドウのメニューバーに表示されるメニュー,およびScriptマネージャウィンドウで表示されるポップアップメニューについて説明します。

(a) メニューバーのメニュー

Scriptマネージャウィンドウの機能を,メニューごとに説明します。Scriptマネージャウィンドウのメニュー一覧を表3-1に示します。

表3‒1 Scriptマネージャウィンドウのメニュー一覧

メニュー

コマンド(機能)

機能概要

[ファイル]

[新規作成]

スクリプトファイルを新規に作成するために,エディタを起動します。

[編集]

既存のスクリプトファイルを編集するために,エディタを起動します。

[複写]

現在表示されているフォルダのスクリプトファイルを別のフォルダへ複写します。

[追加]

別のフォルダのスクリプトファイルを現在表示されているフォルダへ追加します。

[削除]

作成されているスクリプトファイルを削除します。

[名前の変更]

スクリプトファイルの名前を別の名前に変更します。

[文法チェック]

作成されているスクリプトファイルの文法をチェックします。

[実行]

作成されているスクリプトファイルを実行します。

[実行環境の設定]−[すべての項目]

作成されているスクリプトファイルの実行環境を設定します。

[実行環境の設定]−[コマンドライン]

作成されているスクリプトファイルの実行環境のコマンドラインだけを変更します。

[実行環境の設定]−[作業フォルダ]

作成されているスクリプトファイルの実行環境の作業フォルダだけを変更します。

[実行環境の設定]−[起動日時]

作成されているスクリプトファイルの実行環境の起動日時だけを変更します。

[実行環境の設定]−[打ち切り時間]

作成されているスクリプトファイルの実行環境の打ち切り時間だけを変更します。

[実行環境の設定]−[トレース出力先フォルダ]

作成されているスクリプトファイルの実行環境のトレース出力先フォルダだけを変更します。

[実行環境の設定]−[ユーザトレース情報]

作成されているスクリプトファイルの実行環境のユーザトレース情報だけを変更します。

[フォルダの変更]

クライアントエリアに表示するフォルダを変更します。

(フォルダ名)

直前に変更したフォルダ名が表示されます。

[マネージャの終了]

Scriptマネージャを終了します。

[表示]

[ツールバー]

ツールバーの表示・非表示を切り替えます。

[ステータスバー]

ステータスバーの表示・非表示を切り替えます。

[大きいアイコン]

作成されているスクリプトファイルを大きいアイコンで表示します。

[小さいアイコン]

作成されているスクリプトファイルを小さいアイコンで表示します。

[一覧]

作成されているスクリプトファイルをリスト形式で表示します。

[最新の情報に更新]

クライアントエリアを最新の情報に更新します。

[ツール]

[自動起動の設定]

スクリプトファイルの自動起動を設定します。

[エディタの関連付け]

スクリプトファイルを編集するエディタとの関連づけをします。

[トレースビューアの起動]

トレースビューアを起動します。

[簡易入力の起動]

簡易入力機能を起動します。

[メニューエディタの起動]

メニューエディタを起動します。

[プロセスビューアの起動]

プロセスビューアを起動します。

[オプション]

次の機能があります。

クライアントからのコマンド実行の認否設定

サーバに対するアクセス権の状況表示

利用するスクリプトエンジンのバージョン指定

[ヘルプ]

[目次]

JP1/Scriptオンラインヘルプの目次を表示します。

[キーワードで検索]

JP1/Scriptオンラインヘルプのキーワード一覧を表示します。

[バージョン情報]

JP1/Scriptのバージョン情報を表示します。

(b) ポップアップメニュー

Scriptマネージャウィンドウのクライアントエリアでマウスの右ボタンをクリックすると,ポップアップメニューが表示されます。Scriptマネージャウィンドウで表示されるポップアップメニューを表3-2に示します。

表3‒2 ポップアップメニュー一覧

ポップアップメニュー

機能概要

[新規作成]

スクリプトファイルを新規に作成します。

[編集]

スクリプトファイルを編集します。

[複写]

現在表示されているフォルダのスクリプトファイルを,別のフォルダへ複写します。

[追加]

別のフォルダのスクリプトファイルを,現在表示されているフォルダへ追加します。

[削除]

作成されているスクリプトファイルを削除します。

[名前の変更]

スクリプトファイルの名前を別の名前に変更します。

[文法チェック]

作成されているスクリプトファイルの文法をチェックします。

[実行]

作成されているスクリプトファイルを実行します。

[実行環境の設定]−[すべての項目]

作成されているスクリプトファイルの実行環境を設定します。

[実行環境の設定]−[コマンドライン]

作成されているスクリプトファイルの実行環境のコマンドラインだけを変更します。

[実行環境の設定]−[作業フォルダ]

作成されているスクリプトファイルの実行環境の作業フォルダだけを変更します。

[実行環境の設定]−[起動日時]

作成されているスクリプトファイルの実行環境の起動日時だけを変更します。

[実行環境の設定]−[打ち切り時間]

作成されているスクリプトファイルの実行環境の打ち切り時間だけを変更します。

[実行環境の設定]−[トレース出力先フォルダ]

作成されているスクリプトファイルの実行環境のトレース出力先フォルダだけを変更します。

[実行環境の設定]−[ユーザトレース情報]

作成されているスクリプトファイルの実行環境のユーザトレース情報だけを変更します。

[メニューエディタの起動]

メニューエディタを起動します。

[プロパティ]

作成されているスクリプトファイルの情報が表示されます。