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JP1 Version 12 JP1/Script(Windows(R)用)


2.7.2 JP1/Scriptを終了する

JP1/Scriptの終了方法を説明します。

〈この項の構成〉

(1) マネージャの終了方法

操作

  1. Scriptマネージャウィンドウで,[ファイル]−[マネージャの終了]を選択する。

    マネージャ機能が終了します。

(2) エディタの終了方法

操作

  1. Scriptエディタウィンドウで,[ファイル]−[終了]を選択する。

    エディタ機能が終了します。

(3) トレースビューアの終了方法

操作

  1. Scriptトレースビューアウィンドウで,[ファイル]−[トレースビューアの終了]を選択する。

    トレースビューア機能が終了します。

(4) メニューエディタの終了方法

操作

  1. Scriptメニューエディタウィンドウで,[ファイル]−[終了]を選択する。

    メニューエディタ機能が終了します。

(5) 実行しているスクリプトファイルの強制終了方法

プロセスビューア,TerminateProcessコマンド,WaitForExecコマンド(Abort指定)およびExitコマンド(Abort指定)で強制終了できます。強制終了するスクリプトファイルがほかのスクリプトファイルを呼び出している場合,呼び出しているスクリプトファイルも連続して強制終了されます。スクリプトファイル以外の実行ファイルを呼び出している場合,その実行ファイルだけが強制終了されます。

(6)  JP1/AJSからのJP1/Scriptの強制終了方法

JP1/AJSのジョブネットやジョブに登録したJP1/Scriptのスクリプトファイルは,JP1/AJSから強制終了できます。このとき,JP1/Scriptのスクリプトファイルから呼び出した実行ファイルも終了します。

また,JP1/Scriptのスクリプトファイルから呼び出した実行ファイルがJP1/ScriptのスクリプトファイルかJP1/Scriptのスクリプトファイル以外かで終了される範囲が変わってきます。具体的には次の3パターンのようになります。

パターン

呼び出し順序

JP1/AJSからJP1/Scriptのスクリプトファイルを強制終了した場合に終了される実行ファイルの範囲

パターン1

1.JP1/AJS→2.JP1/Scriptのスクリプトファイル→3.JP1/Scriptスクリプトファイル以外

3.の実行ファイルまで

パターン2

1.JP1/AJS→2.JP1/Scriptのスクリプトファイル→3.JP/Scriptのスクリプトファイル→4.JP1/Scriptのスクリプトファイル以外

4.の実行ファイルまで

パターン3

1.JP1/AJS→2.JP1/Scriptのスクリプトファイル→3.JP/Scriptのスクリプトファイル以外→4.JP1/Scriptのスクリプトファイル以外

3.の実行ファイルまで

(4.の実行ファイルは終了されない)

ただし,JP1/AJSからの強制終了要求から30秒経過してもJP1/Scriptのスクリプトファイルが終了しない場合は,Win32 APIのTerminateProcess関数を使用してJP1/Scriptのスクリプトファイルを強制終了します。TerminateProcess関数を使用した場合,JP1/Script のスクリプトファイルから呼び出した実行ファイルは終了されませんので,各パターンの「2.JP1/Scriptのスクリプトファイル」だけが終了されることになります。

重要

強制終了は,スクリプトの開発時に使用することを目的としているため,実際の業務での使用はお勧めできません。