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JP1 Version 12 JP1/Script(Windows(R)用)


1.8.6 管理者権限での実行

OSでユーザアカウント制御(UAC)を無効化すれば,ログオンしたユーザの権限で動作させることができますが,OSのセキュリティが低下するので,できる限り下記の操作をしてください。

〈この項の構成〉

(1) マネージャの起動

管理者権限で起動したマネージャから実行するスクリプトファイル,エディタなどの各機能は,管理者権限で実行されます。この場合,エディタからのスクリプトファイルのモニタリング実行も,管理者権限で実行されます。

次のどちらかの方法によりマネージャを管理者権限で起動できます。

(a) [管理者権限として実行]を指定する

操作

  1. マネージャのショートカットを右クリックして表示されるメニューの[管理者権限として実行]を選択する。

    権限昇格の[ユーザアカウント制御]ダイアログが表示されます。

  2. [続行]ボタンをクリックする。

  3. 管理者グループでないユーザから操作した場合,管理者のパスワードを入力する。

(b) 特権レベル[管理者としてこのプログラムを実行する]を指定する

操作

  1. マネージャのショートカットを右クリックして表示されるメニューの[プロパティ]を選択する。

    [プロパティ]ダイアログが表示されます。

  2. [互換性タブ]の特権レベル[管理者としてこのプログラムを実行する]をチェックする。

  3. マネージャを起動する。

    権限昇格の[ユーザアカウント制御]ダイアログが表示されます。

    管理者グループでないユーザでは,2.の指定は有効にならないで標準ユーザで起動されます。

(2) スクリプトファイルの実行

次のどちらかの方法によりスクリプトファイルを管理者権限で実行できます。

(a) 特権レベル[管理者としてこのプログラムを実行する]を指定する

操作

  1. JP1/Scriptインストール先フォルダ下のsptxe.exeを右クリックして表示されるメニューの[プロパティ]を選択する。

    [プロパティ]ダイアログが表示されます。

  2. [互換性タブ]の特権レベル[管理者としてこのプログラムを実行する]をチェックする。

  3. すべてのスクリプトファイルを実行する。

    権限昇格の[ユーザアカウント制御]ダイアログが表示されます。

    管理者グループでないユーザでは,2.の指定は有効にならないで標準ユーザで起動されます。

(b) [管理者権限として実行]を指定する

操作

  1. JP1/Scriptインストール先フォルダ下のsptxe.exeのショートカットをデスクトップなどに作成する。

  2. 作成したショートカットを右クリックして表示されるメニューの[プロパティ]を選択する。

    [プロパティ]ダイアログが表示されます。

  3. [ショートカット]タブの[リンク先]のsptxe.exeの後ろにスクリプトファイル名を指定する。

  4. ショートカットを右クリックして表示されるメニューの[管理者権限として実行]を選択する。

    sptxe.exeが実行され,権限昇格の[ユーザアカウント制御]ダイアログが表示されます。

  5. [続行]ボタンをクリックする。