Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Power Monitor


19.5.1 JP1/Power Monitor起動時のトラブル

UNIXホストのJP1/Power Monitorが起動するときに発生するトラブルの現象を次の表に示します。

表19‒2 JP1/Power Monitor起動時のトラブル一覧

項番

現象

1

デーモンを起動できない。

次に,考えられる原因と対処方法をトラブルの現象ごとに説明します。

〈この項の構成〉

(1) デーモンを起動できない

JP1/Power Monitorデーモンを起動できない場合,次のような原因と対処方法が考えられます。

(a) メモリー容量が不足している

同時に起動しているほかのアプリケーションを終了させるか,またはホストのメモリーを増設してください。

(b) ハードディスク容量が不足している

不要なファイルを削除し,ハードディスクの空き容量を増やすか,またはハードディスクを増設してください。

(c) 起動時に必要なファイルが削除されている

JP1/BaseおよびJP1/Power Monitorをインストールし直してください。

(d) リモート電源連携構成定義ファイルの設定が誤っている

  • リモート電源連携デーモンが起動しない場合

    activeパラメーターにyが設定されているか確認してください。

  • 論理ホスト上のリモート電源連携デーモンが起動しない場合

    次の個所を確認してください。

    • activeパラメーターにyが設定されているか。

    • agtdefパラメーターに/共有ディスク/jp1_aom/rpw/agt_defが設定されているか。

    • agtdbパラメーターに/共有ディスク/jp1_aom/rpw/dbが設定されているか。

    • managerパラメーターにホスト名を指定していないか。