7.4.6 共通定義情報を変更したときの作業
クラスタシステムでは,JP1/Power Monitor,JP1/Base,JP1/AJS3,およびJP1/IM - Managerの共通定義情報を各物理ホスト上で一致させる必要があります。実行系の物理ホストでJP1/Power Monitor,JP1/Base,JP1/AJS3,JP1/IM - Managerの設定が完了したあと,および共通定義情報を変更したあとには,この項で説明する操作をして,各物理ホスト上の情報を一致させてください。
なお,この操作は,JP1/Power Monitorだけでなく,JP1/Base,JP1/AJS3,およびJP1/IM - Managerにも影響を与えるので注意して作業してください。
共通定義情報は,次に示す操作をした時に変更されます。
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jp1pw_setup_clusterコマンドを使って,JP1/Power Monitorをクラスタ用にセットアップをした場合
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jaomsjs2confsetコマンドに論理ホスト名を指定して実行した場合
上記の操作をした場合は,次に示す操作をして,実行系と待機系で共通定義情報を一致させてください。
- 〈この項の構成〉
(1) 実行系での作業
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実行系でjbsgetcnfコマンドを実行し,共通定義情報を退避する。
実行するコマンドを次に示します。
jbsgetcnf -h 論理ホスト名 > 退避ファイル名
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退避ファイルを待機系にコピーする。
(2) 待機系での作業
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共通定義情報退避ファイルを引数に指定して,jbssetcnfコマンドを実行する。実行するコマンドを次に示す。
jbssetcnf 退避ファイル名