Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Power Monitor


1.3.1 JP1/AJS3でホストを起動・終了できます

JP1/AJS3のジョブネットでJP1/Power Monitorのジョブを定義して,ホストを起動・終了できます。JP1/Power Monitorのジョブでホストを起動・終了するには,次の二つの方法があります。ジョブの設定方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド」を参照してください。

次にそれぞれの方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) JP1/AJS3が組み込まれたホストを終了する

JP1/Power MonitorとJP1/AJS3が組み込まれているホストを終了する場合は,自ホストを終了する機能を使います。

まず,JP1/AJS3 - Viewの画面で,終了するホスト名や日時などの情報をローカル電源制御ジョブに設定し,JP1/AJS3 - Managerにその処理を依頼します。JP1/AJS3 - Managerは,終了するホストにあるJP1/Power Monitorにジョブの実行を依頼します。

処理の流れを次の図に示します。なお,終了するホストの電源は電源制御装置から供給されています。

図1‒16 JP1/AJS3が組み込まれたホストを終了する

[図データ]

ホストを起動してから10分以内は,JP1/AJS3で定義したジョブによる終了要求が実行されません。JP1/AJS3で定義したローカル電源制御ジョブでホストを終了する場合,ホスト起動後10分以上待ってから実行してください。

(2) JP1/AJS3が組み込まれたホストから,別のホストを起動・終了する

JP1/AJS3が組み込まれているホストをJP1/Power Monitorのマネージャーホストとして使用し,JP1/Power Monitorのエージェントホストを起動・終了します。まず,JP1/AJS3 - Viewの画面で,起動・終了するホスト名や日時などの情報をリモート電源制御ジョブに設定し,JP1/AJS3 - Managerにその処理を依頼します。JP1/AJS3 - Managerは,JP1/Power Monitorのマネージャーホストにジョブの実行を依頼します。そして,JP1/Power MonitorのマネージャーホストがJP1/Power Monitorのエージェントホストを起動・終了します。

JP1/AJS3が組み込まれたホストから別のホストを起動する場合,およびJP1/AJS3が組み込まれたホストから別のホストを終了する場合の処理の流れを次の図に示します。なお,JP1/Power Monitorのエージェントホストの電源は電源制御装置から供給されています。

図1‒17 JP1/AJS3が組み込まれたホストから別のホストを起動する

[図データ]

図1‒18 JP1/AJS3が組み込まれたホストから別のホストを終了する

[図データ]