Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 for Enterprise Applications


付録B.1 ポート番号一覧

JP1/AJS3 for EAPが使用する待機ポートはありません。

ここでは,JP1/AJS3 for EAPがR/3システムまたはSAP BWシステムと通信するときの接続先のポート番号について説明します。

JP1/AJS3 for EAPは,R/3システムまたはSAP BWシステムのクライアントプログラムとして動作し,SAP社が提供する通信プログラムであるRFC(Remote Function Call)を使用して,R/3システムまたはSAP BWシステムと通信します。

JP1/AJS3 for EAPでは,ジョブ制御機能で使用するコマンド,およびインフォパッケージまたはプロセスチェーン制御機能で使用するコマンドで,R/3システムまたはSAP BWシステムと通信します。

ジョブ制御機能で使用するコマンド,およびインフォパッケージまたはプロセスチェーン制御機能で使用するコマンドについては,「4. コマンド」を参照してください。

R/3システムまたはSAP BWシステム側の接続先のポート番号は,R/3システムまたはSAP BWシステムへの接続方法によって異なります。R/3システムまたはSAP BWシステム側の接続先のポート番号を次の表に示します。

表B‒1 R/3システムまたはSAP BWシステム側の接続先のポート番号

接続の方法

サービス名

ポート番号

アプリケーションサーバ

sapgw<nn>※1※2

33<nn>/tcp※1

メッセージサーバ(負荷分散)

sapms<sid>※3

任意/tcp

(デフォルト:3600/tcp)

SAProuter

任意

(デフォルト:sapdp99)

任意/tcp

(デフォルト:3299/tcp)

注※1 <nn>は,接続先R/3システムまたはSAP BWシステムのシステム番号を示します。

注※2 安全なネットワーク通信(SNC)を使用する場合は,sapgw<nn>s(ポート番号の範囲:4800〜4899/tcp(48<nn>/tcp))を使用します。

注※3 <sid>は,接続先R/3システムまたはSAP BWシステムのシステムIDを示します。このサービス名とポート番号は,接続先R/3システムまたはSAP BWシステムのホストだけでなく,JP1/AJS3 for EAPがインストールされているホストのservicesファイルにも定義する必要があります。