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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 for Enterprise Applications


はじめに

このマニュアルは,JP1/Automatic Job Management System 3 for Enterprise Applications(以降,JP1/AJS3 for EAPと省略します)の機能,使い方,および文法について説明したものです。

〈はじめにの構成〉

■ 対象読者

このマニュアルは,JP1/AJS3 for EAPの機能,使い方,および文法について知りたい方を対象にしています。また,次のことを前提にしています。

■ マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す章から構成されています。なお,このマニュアルは各OSに共通のマニュアルです。OSごとに差異がある場合は,本文中でそのつど内容を書き分けています。

第1章 JP1/AJS3 for EAPの概要

JP1/AJS3 for EAPの特長とシステム構成,機能,およびJP1シリーズの他のプログラムとの連携について説明しています。

第2章 インストールとセットアップ

JP1/AJS3 for EAPのインストールとセットアップの方法について説明しています。

第3章 JP1/AJSを利用したバックグラウンドジョブの実行

JP1/AJSを利用したバックグラウンドジョブの実行について説明しています。

第4章 コマンド

JP1/AJS3 for EAPのコマンドについて説明しています。

第5章 イベント

JP1/AJS3 for EAPから他のプログラムへ発行するイベントについて説明しています。

第6章 メッセージ

JP1/AJS3 for EAPから報告されるメッセージについて説明しています。

第7章 syslogメッセージ(Linux版の場合)

syslogファイルに出力されるJP1/AJS3 for EAPのsyslogメッセージについて説明しています。

第8章 トラブルシューティング

JP1/AJS3 for EAPでトラブルが発生した場合の対策について説明しています。

■ マニュアルで使用する記号

このマニュアルで使用する記号を次に示します。

記号

意味

[ ]

ウィンドウ,ダイアログボックス,ボタン,チェックボックスなどを示します。

(例)

[Jobnet Editor]ウィンドウ

[カスタムジョブの登録]ダイアログボックス

■ コマンドの文法で使用する記号

コマンドの文法の説明で使用する記号を次に示します。

記号

意味

-(ハイフン)

オプションの区切りを示します。オプションは次の形式で構成されます。

・単一または複数の英数字

・単一または複数の英数字 引数

なお,引数の中にオプションが含まれる場合もあります。引数にオプションまたは空白文字が含まれる場合,引数全体を単引用符(')や二重引用符(")で囲むように指定することがあります。

(例)

-ab-a '-b 引数 1',-a "引数2"

|(ストローク)

複数の項目に対して項目間の区切りを示し,「または」の意味を示します。

(例)

A|B|C」は「A,B,またはC」を示します。

{ }(波括弧)

この記号で囲まれている複数の項目の中から,必ず一組の項目を選択します。項目と項目の区切りは「|」で示します。

(例)

{A|B|C}」は,「A,B,またはCのどれか一つを指定する」ことを示します。

[ ](角括弧)

この記号で囲まれている項目は,任意に指定できます(省略できます)。

(例)

[A]」は,「必要に応じてAを指定する」ことを示します(必要のない場合は,Aを省略できます)。

[B|C]」は,「必要に応じてBまたはCを指定する」ことを示します(必要のない場合は,BおよびCを省略できます)。

...(点線)

この記号の直前に示された項目を繰り返して複数個,指定できます。項目を複数個指定する場合は,項目間の区切りに空白文字(半角スペース)を使用します。

(例)

A B...」は,「Aの後にBを複数個指定できる」ことを示します。

_(下線)

括弧で囲まれているすべての項目を省略したときに,システムが採用する標準値を示します。

(例)

[A|B]」は,「AとBのどちらも選択しなかった場合,システムはAを選択する」ことを示します。

■ 図中で使用する記号

このマニュアルの図中で使用する記号を次のように定義します。

[図データ]

■ Windows版JP1/AJS3 for EAPのインストール先フォルダの表記

このマニュアルでは,Windows版JP1/AJS3 for EAPのインストール先フォルダをインストール先フォルダと表記しています。

Windows版JP1/AJS3 for EAPのデフォルトのインストール先フォルダは,次のとおりです。

システムドライブ\Program Files (x86)\Hitachi\JP1AMR3\

■ Linux版JP1/AJS3 for EAPのインストール先ディレクトリ

Linux版JP1/AJS3 for EAPのインストール先は/opt/jp1_am_r3/固定です。