Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 - Print Option


jprajsmkkey(Windows)

〈このページの構成〉

形式

jprajsmkkey
     {-U ログインユーザー名 [-P パスワード]
      -H JP1/AJS3 - Managerのホスト名
      { -a | -u | -d }
      | -l }

説明

JP1/AJS3 - Managerの認証情報を暗号化して認証情報ファイルに登録します。

また,認証情報ファイルに登録した認証情報の参照,更新または削除ができます。

登録した認証情報はjprwebcollectコマンドの実行時に使用されます。

<指定例>
  • ログインユーザー名:jp1admin,パスワード:jp1admin,JP1/AJS3 - Managerのホスト名:host001を指定し,認証情報ファイルに登録する場合

jprajsmkkey -U jp1admin -P jp1admin -H host001 -a
  • ログインユーザー名:jp1admin,JP1/AJS3 - Managerのホスト名:host001を指定し,パスワードをコンソールから入力して,認証情報ファイルに登録する場合

jprajsmkkey -U jp1admin -H host001 -a
Enter Password :
Re-Enter Password :
  • ログインユーザー名:jp1admin,パスワード:jp1admin01,JP1/AJS3 - Managerのホスト名:host001を指定し,認証情報ファイルを更新する場合

jprajsmkkey -U jp1admin -P jp1admin01 -H host001 -u
  • ログインユーザー名:jp1admin,JP1/AJS3 - Managerのホスト名:host001を指定し,認証情報ファイルから削除する場合

jprajsmkkey -U jp1admin -H host001 -d
  • 認証情報ファイルに登録されているユーザー一覧を出力する場合

jprajsmkkey -l

格納先ディレクトリ

(Install Path)

引数

-U ログインユーザー名

接続先のJP1/AJS3 - ManagerにログインするJP1ユーザー名を1〜31バイトで指定します。JP1ユーザー名についてはJP1/Baseのマニュアルを参照してください。

このオプションと同時に-lオプションは指定できません。

-P パスワード

ログインするJP1ユーザーのパスワードを6〜32バイトで指定します。JP1ユーザーのパスワードについてはJP1/Baseのマニュアルを参照してください。

-aオプションおよび-uオプションを指定した時にパスワードの入力を省略した場合は,コマンドプロンプトで2回同じパスワードを入力する必要があります。パスワードは表示されないので,誤って入力しないようにしてください。1回目と2回目で異なるパスワードを入力した場合はエラーとなるので,コマンドを再実行してください。

このオプションと同時に-lオプションは指定できません。

このオプションと同時に-dオプションを指定した場合は,指定した値は無視されます。

-H JP1/AJS3 - Managerのホスト名

接続先のJP1/AJS3 - Managerのホスト名またはIPアドレスを1〜255バイトで指定します。

このオプションと同時に-lオプションは指定できません。

-a

指定したJP1ユーザー名,パスワード,およびJP1/AJS3 - Managerのホスト名を暗号化して認証情報ファイルに登録します。

指定したJP1ユーザー名とJP1/AJS3 - Managerのホスト名の組み合わせがすでに存在する場合はKAVR4104-Eエラーになります。-uオプションで更新してください。

このオプションと同時に-uオプション,-dオプション,または-lオプションは指定できません。

-uオプション,-dオプション,または-lオプションの指定がない場合は,-aオプションが指定されたと仮定します。

-u

指定したJP1ユーザー名,パスワード,およびJP1/AJS3 - Managerのホスト名で認証情報ファイルを更新します。

指定したJP1ユーザー名とJP1/AJS3 - Managerのホスト名の組み合わせがすでに存在する場合,パスワードを上書きします。存在しない場合はKAVR4108-Eエラーになります。-aオプションで登録してください。

このオプションと同時に-aオプション,-dオプション,または-lオプションは指定できません。

-d

指定したJP1ユーザー名,JP1/AJS3 - Managerのホスト名の組み合わせを認証情報ファイルから削除します。パスワードの指定は不要です。

指定したJP1ユーザー名とJP1/AJS3-Managerのホスト名の組み合わせが存在しない場合はKAVR4108-Eエラーになります。

このオプションと同時に-aオプション,-uオプション,または-lオプションは指定できません。

-l

JP1/AJS3 - Managerのホスト名とログインユーザー一覧を標準出力に出力します。

<出力情報>

JP1/AJS3 - Managerのホスト名とログインユーザー名を出力します。パスワードは出力しません。

[JP1/AJS3 - Managerのホスト名1] ログインユーザー名1
[JP1/AJS3 - Managerのホスト名2] ログインユーザー名2
                         :

複数登録されている場合は,すべて出力されます。

JP1/AJS3 - Managerのホスト名とログインユーザーが登録されていない場合に実行するとKAVR4109-Eエラーになります。

このオプションと同時に-Uオプション,Pオプション,-Hオプション,-aオプション,-uオプション,または-dオプションは指定できません。

<出力例>
[mgrhost1] jp1admin
[mgrhost100] jp1admin
[localhost] jp1admin
戻り値

0

正常終了

10

異常終了(引数指定エラー)

20

異常終了(実行時エラー)

注意事項
  • jprajsmkkeyコマンドではログインユーザー名およびパスワードの内容チェックは実施されません。jprwebcollectコマンドの実行時に認証されます。

  • ログインユーザー名,パスワード,およびJP1/AJS3 - Managerのホスト名の指定に誤りがあると,jprwebcollectコマンドの実行時に認証エラーになります。ログインユーザーとパスワードの設定についてはJP1/Baseのマニュアルを参照してください。JP1/AJS3 - Managerのホスト名の設定についてはJP1/AJS3のマニュアルを参照してください。

  • JP1/AJS3 - Print Optionをインストールしたマシンを複数のユーザーで使用する場合は,複数ユーザー運用を有効にして,各ユーザーで認証情報を登録してください。