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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ


KAVS1816-E

An attempt to open the status file (ステータスファイル名) failed. : 保守情報1 (保守情報2)

ステータスファイル(ステータスファイル名)のオープンに失敗しました:保守情報1(保守情報2)

キューレスエージェントサービスの論理ホスト単位に管理するステータスファイル「ステータスファイル名」のオープンに失敗したため,当該論理ホストのステータスファイルは使用できません。

(S)

キューレスエージェントサービスが起動処理でこのメッセージを出力した場合,キューレスエージェントサービスは異常終了します。論理ホストのアタッチ処理でこのメッセージを出力した場合,該当する論理ホストのアタッチ処理を中止します。

(O)

次のどれかの対処を実施してください。

  • 保守情報1に「No such file or directory」と出力された場合,ステータスファイル「ステータスファイル名」が削除されているおそれがあります。ファイルがない場合は,キューレスエージェントサービスを再起動,またはエラーとなったステータスファイル「ステータスファイル名」を所有する論理ホストをデタッチし,再度アタッチしてください。

  • 保守情報1に「Permission denied」と出力された場合,ステータスファイル「ステータスファイル名」に対する読み込み,および書き込み権限が変更されているおそれがあります。キューレスエージェントサービス起動ユーザー,およびキューレスジョブを実行するOSユーザーから,ステータスファイル「ステータスファイル名」に対して読み込み,および書き込みができるよう権限を変更し,キューレスエージェントサービスを再起動,またはエラーとなったステータスファイル「ステータスファイル名」を所有する論理ホストをデタッチし,再度アタッチしてください。

  • 保守情報1の出力内容が上記以外であった場合,出力内容に従ってエラー要因を取り除いてください。また,次の原因も考えられます。該当するエラー要因を取り除いてください。

    ・ディスクの空き領域が不足している

    ・メモリーが不足している

    ・ステータスファイル作成先ディレクトリに,ステータスファイルと同じ名前のディレクトリが作成されている

    エラー要因を取り除いたあと,キューレスエージェントサービスを再起動,またはエラーとなったステータスファイル「ステータスファイル名」を所有する論理ホストをデタッチし,再度アタッチしてください。

上記対処で問題を解決できなかった場合は,システム管理者に連絡して資料を採取してください(「1.2.3 システム管理者の方へ」を参照してください)。

(例)
  • 論理ホストLhostをデタッチする場合

    次のようにajsqldetachコマンドを実行してください。

    ajsqldetach -h Lhost

    ajsqldetachコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 4. 特別な運用で使用するコマンド ajsqldetach」を参照してください。

  • 論理ホストLhostをアタッチする場合

    次のようにajsqlattachコマンドを実行してください。

    ajsqlattach -h Lhost

    ajsqlattachコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 4. 特別な運用で使用するコマンド ajsqlattach」を参照してください。