2.2.4 メールシステム連携時の注意事項
メールシステム連携時の注意事項を説明します。
(1) プロファイルのバックアップとリカバリー
JP1/AJS3サービスが起動していても,プロファイルをバックアップおよびリカバリーできます。ただし,メール送信ジョブまたはjpomailprofコマンドの実行中は,バックアップおよびリカバリーに失敗するか,もしくはメール送信ジョブまたはjpomailprofコマンドが異常終了します。
クラスタ環境の場合は,共有ディスクへのアクセスができる状態でバックアップまたはリカバリーしてください。
バックアップしたプロファイルをリカバリーしたあと,必要に応じて,フォルダまたはファイルの権限を設定してください。
バックアップとリカバリーの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 2. バックアップとリカバリー」を参照してください。権限の設定については,「2.2.2(3) プロファイルの権限を設定する」を参照してください。
(2) メールシステム連携で設定した環境を変更した場合
メールシステム連携の環境を変更した場合に必要な作業について説明します。
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SMTPサーバのサーバ名を変更した場合
プロファイルのSMTPサーバ名を変更してください。
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SMTPサーバのIPアドレスを変更した場合
プロファイルのSMTPサーバ名に指定したIPアドレスを変更してください。ただし,jpomailprofコマンドの-sオプションにSMTPサーバ名を指定したときは必要ありません。
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POP3サーバのサーバ名を変更した場合
プロファイルのPOP3サーバ名を変更してください。
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POP3サーバのIPアドレスを変更した場合
プロファイルのPOP3サーバ名に指定したIPアドレスを変更してください。ただし,jpomailprofコマンドの-rオプションにPOP3サーバ名を指定したときは必要ありません。
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定義キー[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AOMAGENT]の環境設定パラメーターWaitInfFileOutDirの値を変更した場合
プロファイルを再作成してください。
(3) メール送信方法を変更する場合
Outlookを使用しないメール送信ジョブを,Outlookを使用したメール送信ジョブに変更する場合,Outlookを使用してメール送信するためのセットアップを実施してください。その際に作成するプロファイル名を,それまで使用していたプロファイルと同じ名前にすれば,ジョブの定義を変更する必要がなくなります。
Outlookを使用してメール送信する場合のセットアップについては,「2.3 メールシステム連携のセットアップ(WindowsホストでOutlookを使用する場合)」を参照してください。