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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド


2.1.1 メール受信の概要

〈この項の構成〉

(1) メール受信の概要(Windowsの場合)

Windowsの場合,メール受信監視ジョブは,Outlookを経由してメールを受信することが必須です。受信したメールはOutlookの受信トレイに格納されます。

メール受信監視ジョブは,Outlookの受信トレイの未開封の受信メールを参照し,ジョブに定義された条件と合致するメールを検出するまで判定を行います。そのため,JP1/AJS3を起動していない状態でも,Outlookがメールサーバから正常にメールを受信できるようになっている必要があります。

Windowsでのメール受信の概要を次の図に示します。

図2‒1 メール受信の概要(Windowsの場合)

[図データ]

なお,Outlookの受信トレイに,条件と合致しない未開封のメールが多く存在すると,判定に時間が掛かる場合があります。Outlookの受信トレイには未開封の受信メールを多く存在させないように運用してください。

(2) メール受信の概要(UNIXの場合)

UNIXの場合,メール受信監視ジョブは,sendmailを経由してメールを受信します。そのため,JP1/AJS3を起動していない状態でも,sendmailがメールサーバから正常にメールを受信できるようになっている必要があります。受信したメールは,内部メールファイルに保存されます。

メール受信監視ジョブは,内部メールファイルを参照し,条件判定を行います。

UNIXでのメール受信の概要を次の図に示します。

図2‒2 メール受信の概要(UNIXの場合)

[図データ]

内部メールファイルについては,「2.1.2 メール受信時の動作の概要」を参照してください。