Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


7.4.10 再実行APIで使用する定数

〈この項の構成〉

(1) RootRerunType

ルートジョブネットを再実行する方法を示します。

定数RootRerunTypeの一覧を次の表に示します。

表7‒80 RootRerunTypeの一覧

定数

説明

TOP

指定したルートジョブネットの先頭のジョブから再実行します。

ABNORMAL_JOB

指定したルートジョブネットの配下のジョブの中で,異常終了したジョブから再実行します。

ABNORMAL_NEXT

指定したルートジョブネットの配下のジョブの中で,異常終了したジョブの次のジョブから再実行します。

ABNORMAL_JOBNET

指定したルートジョブネットの配下のネストジョブネットの中で,異常終了したジョブネットから再実行します。

WARNING

指定したルートジョブネットの配下のジョブの中で,警告終了したジョブだけ再実行します。

(2) RerunType

ネストジョブネットまたはジョブを再実行する方法を示します。

定数RerunTypeの一覧を次の表に示します。

表7‒81 RerunTypeの一覧

定数

説明

FROM

指定したユニットを再実行します。再実行が終了したら,後続ユニットの処理が続行されます。

ONLY

指定したユニットだけを再実行します。

NEXT

指定したユニットの次のユニットから再実行します。

(3) RerunOption

再実行のオプションを示します。

定数RerunOptionの一覧を次の表に示します。

表7‒82 RerunOptionの一覧

定数

説明

HOLD

再実行するユニットを保留状態にします。

なお,再実行するユニットがネストジョブネットまたはジョブの場合,再実行方法の定数RerunTypeで「FROM」または「ONLY」を指定したときだけこの値を指定できます。定数RerunTypeにNEXT」を指定した場合,この値を指定するとエラーになります。

また,再実行するユニットがジョブネットコネクタの場合,この値は指定できません。

WARNING

異常状態の先行ユニットがある場合に,そのユニットの終了状態を警告終了にします。

なお,再実行するユニットがルートジョブネットの場合,再実行方法の定数RootRerunTypeに「ABNORMAL_NEXT」を指定したときだけ指定できます。それ以外の再実行方法の場合,この値を指定するとエラーになります。