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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


5.2.24 UNIX/PCカスタムジョブ定義情報の記述方法

UNIX/PCカスタムジョブ定義情報の記述方法を説明します。

UNIX/PCカスタムジョブ定義情報の形式,およびパラメーターを次に示します。

形式
[cty="カスタムジョブクラス名";]
[te="コマンドテキスト";]
[sc="スクリプトファイル名";]
[prm="パラメーター";]
[env="環境変数";]
[so="標準出力ファイル名";]
[se="標準エラー出力ファイル名";]
[etm=n;]
[fd=実行所要時間;]
[pr=n;]
[ex="ジョブ実行エージェントホスト名";]
[un="実行ユーザー名";]
[jd={nm|ab|cod|mdf|exf};]
[wth=n;]
[tho=n;]
[jdf="終了判定ファイル名";]
[abr={y|n};]
[rjs=自動リトライする終了コードの下限;]
[rje=自動リトライする終了コードの上限;]
[rec=最大リトライ回数;]
[rei=リトライ間隔;]
[ha={y|n};]
[eu={ent|def};]
[wkp="作業用パス名";]
[ev="環境変数ファイル名";]
[si="標準入力ファイル名";]
[soa={new|add};]
[sea={new|add};]
[ts1="転送元ファイル名1";]
[td1="転送先ファイル名1";]
[top1={sav|del};]
[ts2="転送元ファイル名2";]
[td2="転送先ファイル名2";]
[top2={sav|del};]
[ts3="転送元ファイル名3";]
[td3="転送先ファイル名3";]
[top3={sav|del};]
[ts4="転送元ファイル名4";]
[td4="転送先ファイル名4";]
[top4={sav|del};]
[mm={and|or};]
[nmg={y|n};]
[eun=待ち合わせ対象ユニット名;]
[ega={exec|execdeffer|none};]
[uem={y|n};]
パラメーター
cty="カスタムジョブクラス名";

カスタムジョブクラス名を連携するプログラムごとに定義します。

定義できる種類を次に示します。

  • 標準カスタムジョブの場合

    JP1/AJS3で標準提供されているカスタムジョブを利用する場合に定義するクラス名を次の表に示します。

    連携するプログラム名

    クラス名

    JP1/FTP

    JP1FTP

    JP1/AJS3 for Enterprise Applications

    JP1AMR3

    JP1/AJS3 for Enterprise Applications

    JP1AMR3BW

    JP1/AJS3 for Enterprise Applications

    JP1AMR3CP

    HITACHI JOB ENTRY - CLIENTMF

    MFJOB

    JP1/OJE for VOS3

    VOS3JOB

    JP1/OJE for VOS1

    VOS1JOB

    JP1/OJE for VOS1

    VOS1NET

    JP1/OJE for VOSK

    VOSKJOB

    JP1/OJE for VOSK

    VOSKNET

    HITSENSER Data Mart Server

    DMSV

    Cosminexus Manager

    COSMNGSV

    Cosminexus Manager

    COSMNGAP

    JP1/DH - AJE

    DHAJEW

    JP1/CPA

    CPALINK

  • カスタムPCジョブおよびカスタムUNIXジョブの場合

    USER_任意の名称(「USER_」は必ず指定します)の形式で,総バイト数が16バイト以内の文字列で指定します。

    クラス名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

    次の文字を指定すると,[ジョブネットエディタ]ウィンドウのアイコンリストに,カスタムジョブのアイコンが表示されなくなります。

    "(ダブルクォーテーションマーク)

    *

    /

    :(コロン)

    <

    >

    ?

    \

    |

    ・MS-DOSのデバイス名(NUL,CON,AUX,CLOCK$,COM1〜COM9,LPT1〜LPT9,PRN)

    ・「MS-DOSのデバイス名.(ピリオド)」で始まる文字列

    なお,次の文字は指定できません。

    ・半角スペース

    ・改行文字やタブ文字などの制御文字

te="コマンドテキスト";

コマンドテキストを定義します。

指定できる文字数は,1〜1,023(単位:バイト)です。

コマンドテキスト中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

マクロ変数を指定できます。

sc="スクリプトファイル名";

UNIXジョブの場合,スクリプトファイル名をフルパスで定義します。PCジョブの場合,実行ファイル名をフルパスで定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。

ファイル名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

マクロ変数を指定できます。

prm="パラメーター";

実行ファイルに対するパラメーターを定義します。

指定できる文字数は,1〜1,023(単位:バイト)です。

パラメーター中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

マクロ変数を指定できます。

env="環境変数";

環境変数を定義します。

指定できる文字数は,1〜20,479(単位:バイト)です。

環境変数中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

環境変数を定義する際の注意事項については,「付録A 環境変数および環境変数ファイルを定義する場合の注意事項」を参照してください。

マクロ変数を指定できます。

so="標準出力ファイル名";

標準出力ファイル名をフルパスで定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。

ファイル名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

$JP1AJS2_JPQSTDOUTTEMP$」を指定すると,標準出力ファイルが一時ファイルに出力されます。

マクロ変数を指定できます。

se="標準エラー出力ファイル名";

標準エラー出力ファイル名をフルパスで定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。

ファイル名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

マクロ変数を指定できます。

etm=n;

実行打ち切り時間を,実行開始時刻からの相対分で定義します。

指定できる値は,1〜1,440(単位:分)です。

fd=実行所要時間;

終了遅延監視するジョブの実行所要時間を定義します。

指定できる値は,10進数の値で1〜1,440(単位:分)です。

pr=n;

ジョブの実行優先順位を定義します。

指定できる値は,「1」〜「5」です。実行優先順位がいちばん低いのが「1」,いちばん高いのが「5」です。省略した場合,上位ジョブネットの定義に依存します。このパラメーターを省略し,かつ,最上位までのすべての上位ジョブネットに対してpr,またはniパラメーターを指定しなかった場合,ジョブの実行優先順位は環境設定パラメーターDEFAULTPRIORITYの設定値によって決まります。環境設定パラメーターDEFAULTPRIORITYの設定も省略した場合は,「1」が仮定されます。

環境設定パラメーターDEFAULTPRIORITYの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.4.2(108) DEFAULTPRIORITY」を参照してください。

ex="ジョブ実行エージェントホスト名";

ジョブを実行するJP1/AJS3 - Agentホスト名を定義します。

指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。

ジョブ実行エージェントホスト名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

マクロ変数を指定できます。

un="実行ユーザー名";

JP1/AJS3 - Agentホストでジョブを実行する場合の,ジョブを実行するユーザー名を定義します。

指定できる文字数は,1〜63(単位:バイト)です。ユーザー名中に空白文字は指定できません。

ユーザー名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

マクロ変数を指定できます。

jd={nm|ab|cod|mdf|exf};

終了判定種別を定義します。省略した場合,codが仮定されます。

cod以外を指定した場合は,abrパラメーターにyを指定できません。指定した場合はメッセージKAVS0674-Eが出力されて,ユニットの作成に失敗します。

  • nm:すべて正常終了とします。

  • ab:すべて異常終了とします。

  • cod:終了コードが指定値以下の場合に,正常終了とします。

  • mdf:ファイルが更新されている場合に,正常終了とします。

  • exf:ファイルが作成されている場合に,正常終了とします。

wth=n;

警告終了のしきい値を定義します。

指定できる値は,0〜2,147,483,647です。

tho=n;

異常終了のしきい値を定義します。

指定できる値は,0〜2,147,483,647です。省略した場合,0が仮定されます。

jdf="終了判定ファイル名";

終了判定ファイル名をフルパスで定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。

ファイル名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

マクロ変数を指定できます。

abr={y|n};

異常終了時リトライを定義します。省略した場合,nが仮定されます。

jdパラメーターにcodを指定した場合にだけ,yを指定できます。

  • y:異常終了時に自動リトライします。

  • n:異常終了時に自動リトライしません。

rjs=自動リトライする終了コードの下限;

異常終了時に自動リトライする場合に,自動リトライする終了コードの下限を定義します。

abrパラメーターにyを指定した場合にだけ指定できます。

指定できる値は,1〜4,294,967,295です。異常しきい値以下の値および自動リトライする終了コードの上限より大きな値を指定した場合は,メッセージKAVS0668-Eが出力されて,ユニットの作成に失敗します。

省略した場合は,実行時に「異常終了しきい値+1」が仮定されます。

rje=自動リトライする終了コードの上限;

異常終了時に自動リトライする場合に,自動リトライする終了コードの上限を定義します。

abrパラメーターにyを指定した場合にだけ指定できます。

指定できる値は,1〜4,294,967,295です。異常しきい値以下の値および自動リトライする終了コードの下限より小さな値を指定した場合は,メッセージKAVS0668-Eが出力されて,ユニットの作成に失敗します。

省略した場合,実行時に最大値の「4,294,967,295」が仮定されます。

rec=最大リトライ回数;

異常終了時に自動リトライする場合に,最大リトライ回数を定義します。

abrパラメーターにyを指定した場合にだけ指定できます。

指定できる値は1〜12(単位:回)です。省略した場合,1が仮定されます。

rei=リトライ間隔;

異常終了時に自動リトライする場合に,リトライ間隔を定義します。

abrパラメーターにyを指定した場合にだけ指定できます。

指定できる値は,1〜10(単位:分)です。省略した場合,1が仮定されます。

ha={y|n};

ジョブの実行を保留するかを定義します。省略した場合,nが仮定されます。

  • y:保留します。

  • n:保留しません。

eu={ent|def};

ジョブ実行時のJP1ユーザーを定義します。省略した場合,entが仮定されます。

  • ent:ジョブネットを登録したJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。

  • def:ジョブを所有するJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。

wkp="作業用パス名";

作業用パス名をフルパス名で定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。

作業用パス名中に,「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

カスタムPCジョブには指定できません。

マクロ変数を指定できます。

ev="環境変数ファイル名";

エージェントホスト上の環境変数ファイル名を定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。ファイル名は,絶対パスまたは相対パスで指定します。相対パスで指定した場合,ジョブ実行時の作業用パスからの相対パスになります。

ファイル名中に,「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

カスタムPCジョブには指定できません。

マクロ変数を指定できます。

環境変数を定義する際の注意事項については,「付録A 環境変数および環境変数ファイルを定義する場合の注意事項」を参照してください。

si="標準入力ファイル名";

ジョブを実行するエージェントホスト上の標準入力ファイル名を定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。ファイル名は,絶対パスまたは相対パスで指定します。相対パスで指定した場合,ジョブ実行時の作業用パスからの相対パスになります。

ファイル名中に,「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

カスタムPCジョブには指定できません。

マクロ変数を指定できます。

soa={new|add};

標準出力ファイル名の追加書きオプションを定義します。省略した場合,newが仮定されます。soパラメーターで標準出力ファイル名を指定しなかった場合,このパラメーターは無効になります。

カスタムPCジョブには指定できません。

  • new:ファイルを新規に作成します。

  • add:既存のファイルに情報を追加します。

sea={new|add};

標準エラー出力ファイル名の追加書きオプションを定義します。省略した場合,newが仮定されます。seパラメーターで標準エラー出力ファイル名を指定しなかった場合,このパラメーターは無効になります。

カスタムPCジョブには指定できません。

  • new:ファイルを新規に作成します。

  • add:既存のファイルに情報を追加します。

ts1="転送元ファイル名1";

転送元ファイル名をフルパス名で定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。

ファイル名中に,「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

カスタムPCジョブには指定できません。

マクロ変数を指定できます。

td1="転送先ファイル名1";

エージェントホストに転送する転送先ファイル名を定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。

省略した場合,$JP1AJS2_JPQTEMPxx$変数が仮定されます(xxは,転送ファイルの番号で,01〜04の値)。

scprmパラメーターにこの変数を指定すると,転送先ファイル名を意識しないでジョブを実行できます。

ファイル名中に,「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

カスタムPCジョブには指定できません。

マクロ変数を指定できます。

top1={sav|del};

転送先ファイルの自動削除オプションを定義します。

  • sav:ファイルを保存します。

  • del:ファイルを削除します。

転送元ファイル名および転送先ファイル名を指定し,このパラメーターを省略した場合,savが仮定されます。

転送元ファイル名を指定し,転送先ファイル名およびこのパラメーターを省略した場合,delが仮定されます。

カスタムPCジョブには指定できません。

ts2="転送元ファイル名2";

転送元ファイル名をフルパス名で定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。

ファイル名中に,「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

カスタムPCジョブには指定できません。

マクロ変数を指定できます。

td2="転送先ファイル名2";

エージェントホストに転送する転送先ファイル名を定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。

省略した場合,$JP1AJS2_JPQTEMPxx$変数が仮定されます(xxは,転送ファイルの番号で,01〜04の値)。

scprmパラメーターにこの変数を指定すると,転送先ファイル名を意識しないでジョブを実行できます。

ファイル名中に,「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

カスタムPCジョブには指定できません。

マクロ変数を指定できます。

top2={sav|del};

転送先ファイルの自動削除オプションを定義します。

  • sav:ファイルを保存します。

  • del:ファイルを削除します。

転送元ファイル名および転送先ファイル名を指定し,このパラメーターを省略した場合,savが仮定されます。

転送元ファイル名を指定し,転送先ファイル名およびこのパラメーターを省略した場合,delが仮定されます。

カスタムPCジョブには指定できません。

ts3="転送元ファイル名3";

転送元ファイル名をフルパス名で定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。

ファイル名中に,「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

カスタムPCジョブには指定できません。

マクロ変数を指定できます。

td3="転送先ファイル名3";

エージェントホストに転送する転送先ファイル名を定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。

省略した場合,$JP1AJS2_JPQTEMPxx$変数が仮定されます(xxは,転送ファイルの番号で,01〜04の値)。

scprmパラメーターにこの変数を指定すると,転送先ファイル名を意識しないでジョブを実行できます。

ファイル名中に,「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

カスタムPCジョブには指定できません。

マクロ変数を指定できます。

top3={sav|del};

転送先ファイルの自動削除オプションを定義します。

  • sav:ファイルを保存します。

  • del:ファイルを削除します。

転送元ファイル名および転送先ファイル名を指定し,このパラメーターを省略した場合,savが仮定されます。

転送元ファイル名を指定し,転送先ファイル名およびこのパラメーターを省略した場合,delが仮定されます。

カスタムPCジョブには指定できません。

ts4="転送元ファイル名4";

転送元ファイル名をフルパス名で定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。

ファイル名中に,「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

カスタムPCジョブには指定できません。

マクロ変数を指定できます。

td4="転送先ファイル名4";

エージェントホストに転送する転送先ファイル名を定義します。

指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。

省略した場合,$JP1AJS2_JPQTEMPxx$変数が仮定されます(xxは,転送ファイルの番号で,01〜04の値)。

scprmパラメーターにこの変数を指定すると,転送先ファイル名を意識しないでジョブを実行できます。

ファイル名中に,「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

カスタムPCジョブには指定できません。

マクロ変数を指定できます。

top4={sav|del};

転送先ファイルの自動削除オプションを定義します。

  • sav:ファイルを保存します。

  • del:ファイルを削除します。

転送元ファイル名および転送先ファイル名を指定し,このパラメーターを省略した場合,savが仮定されます。

転送元ファイル名を指定し,転送先ファイル名およびこのパラメーターを省略した場合,delが仮定されます。

カスタムPCジョブには指定できません。

mm={and|or};

指定した待ち合わせ対象ユニットとの待ち合わせ方法を指定します。

省略した場合はandが仮定されます。

  • and:すべての待ち合わせ対象ユニットが終了したら実行を開始する。

  • or:待ち合わせ対象ユニットが一つでも終了したら実行を開始する。

nmg={y|n};

指定した待ち合わせ対象ユニットのルートジョブネットに待ち合わせる世代がないときの動作を指定します。

省略した場合はnが仮定されます。

  • y:実行を開始する。

  • n:実行を開始しない。

eun=待ち合わせ対象ユニット名;

待ち合わせ対象ユニットとするユニットを,完全名で指定します。

待ち合わせ対象ユニットを複数指定する場合,このパラメーターを複数回指定します。最大で32個指定できます。

待ち合わせ対象ユニット名に指定できる文字数は1〜930(単位:バイト)です。

ega={exec|execdeffer|none};

起動条件付きジョブネットを待ち合わせ対象に指定していて,実行世代に異常終了がある場合の動作を指定します。

省略した場合はnoneが仮定されます。

  • exec:実行を開始する。

  • execdeffer:実行を開始しない。ただし,実行世代が「繰り越し未実行」状態の場合は,実行を開始する。

  • none:実行を開始しない。

uem={y|n};

起動条件付きジョブネットを待ち合わせ対象に指定していて,監視世代が監視未起動終了の場合の動作を指定します。

省略した場合はnが仮定されます。

  • y:実行を開始する。

  • n:実行を開始しない。