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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


ajsleave

〈このページの構成〉

形式

ajsleave
     [-F サービス名]
     [-B 実行登録番号
        |-b [[/]/] [-e [[/]/]]
        |-v [[/]/] [-w [[/]/]]]
     [-R]
     [-E]
     [-T]
     ジョブネット名,またはジョブグループ名...

機能

ジョブネットの実行登録を解除します。

実行権限

次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられたユーザー

引数

-F サービス名

処理対象とする,スケジューラーサービスのサービス名を指定します。

指定できる文字数は,1〜30(単位:バイト)です。

-B 実行登録番号

実行登録を解除するジョブネットの,実行登録番号を指定します。

指定できる実行登録番号と,実行登録番号の意味を次の表に示します。

表3‒11 実行登録番号一覧

実行登録番号

意味

all

ジョブネットのすべての実行登録情報

schedule

予定情報

result

結果情報

YYYYMMDDNNN

指定した実行予定,または実行結果

YYYYMMDD

指定した年月日の実行予定,または実行結果

注※

内容を次に示します。

YYYY:実行予定年

MM:実行予定月

DD:実行予定日

NNN:実行予定年月日の実行登録順序番号

実行登録番号の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 4.5.13 コマンド実行時の世代の指定方法」を参照してください。

このオプションを省略した場合,「-B all」が仮定されます。

このオプションは,-b-e-v-wオプションと同時に指定できません。

-b [[/]/]

登録解除する期間の開始日を暦日で指定します。

開始時刻は基準時刻です。

  • 指定できる値は,1994〜2036(単位:西暦年)です。

  • 指定できる値は,1(または01)〜12(単位:月)です。

  • 指定できる値は,1(または01)〜31(単位:日)です。

このオプションで,年,または年/月の指定を省略した場合,次の値が仮定されます。

:コマンドを実行した年

/:コマンドを実行した年と月

このオプションは,-B-v-wオプションと同時に指定できません。

-e [[/]/]

登録解除する期間の終了日を暦日で指定します。

終了日は開始日と同じ日,または開始日以降の日を指定します。

省略した場合,-bオプションに指定した日が仮定されます。

なお,終了時刻は基準時刻に23時間59分59秒を加えた時刻です。

  • 指定できる値は,1994〜2036(単位:西暦年)です。

  • 指定できる値は,1(または01)〜12(単位:月)です。

  • 指定できる値は,1(または01)〜31(単位:日)です。

このオプションで,年,または年/月の指定を省略した場合,次の値が仮定されます。

年:コマンドを実行した年

年/月:コマンドを実行した年と月

このオプションは,-bオプションと同時に指定します。-B-v-wオプションと同時に指定できません。

-v [[/]/]

登録解除する期間の開始日を実行日で指定します。

開始時刻は基準時刻です。

  • 指定できる値は,1994〜2036(単位:西暦年)です。

  • 指定できる値は,1(または01)〜12(単位:月)です。

  • 指定できる値は,1(または01)〜31(単位:日)です。

このオプションで,年,または年/月の指定を省略した場合,次の値が仮定されます。

:コマンドを実行した年

/:コマンドを実行した年と月

このオプションは,-B-b-eオプションと同時に指定できません。

-w [[/]/]

登録解除する期間の終了日を実行日で指定します。

終了日は開始日と同じ日,または開始日以降の日を指定します。

省略した場合,-vオプションに指定した日が仮定されます。

なお,終了時刻は基準時刻に23時間59分59秒を加えた時刻です。

  • 指定できる値は,1994〜2036(単位:西暦年)です。

  • 指定できる値は,1(または01)〜12(単位:月)です。

  • 指定できる値は,1(または01)〜31(単位:日)です。

このオプションで,年,または年/月の指定を省略した場合,次の値が仮定されます。

年:コマンドを実行した年

年/月:コマンドを実行した年と月

このオプションは,-vオプションと同時に指定します。-B-b-eオプションと同時に指定できません。

-R

指定したジョブグループに含まれるすべてのユニットの実行登録を解除します。

このオプションを,-E-Tオプションと同時に指定した場合,各オプションの指定内容に従って,ジョブネットの実行登録を解除します。

-Tオプションを同時に指定しない場合,すべてのユニットが登録解除の対象になるため,ルートジョブネット以外のユニットに対する登録解除処理は異常終了します。

-E

実行登録されているジョブネットの実行登録を解除します。

-T

ルートジョブネットの実行登録を解除します。

ジョブネット名,またはジョブグループ名

実行登録を解除するジョブネット名,または-R-E-Tオプションと同時にジョブネット名,またはジョブグループ名を指定します。

指定できる文字数は,1〜930(単位:バイト)です。

ジョブネット名,またはジョブグループ名は,複数指定できます。ただし,ジョブネット名を指定する場合,指定できるのはルートジョブネット名だけです。なお,マネージャージョブグループ名とマネージャージョブネット名は指定できません。

ジョブネット名,またはジョブグループ名に,論理ホスト名および実行IDを指定できます。ただし,実行IDを指定した場合,-Bオプションは無効になります。実行IDの指定方法については,「1.1 コマンドの記述形式」を参照してください。

注意事項

戻り値

0

正常終了。

4〜124で4の倍数値

異常終了。

補足事項

環境設定パラメーターROOTJOBNETSCHEDULERANGEに設定した値によって,-b-e-v-wオプションの指定方法が異なる場合があります。48時間制の場合と24時間制の場合に分けて,-b-e-v-wオプションの指定方法を説明します。

使用例

ジョブネット(net1)の実行登録を解除します。

ajsleave net1