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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


ajsintrpt

〈このページの構成〉

形式

ajsintrpt
     [-F サービス名]
     [-B 実行登録番号]
     [-R]
     [-E]
     [-T]
     [-X {yes|no|auto}]
     ジョブネット名,またはジョブグループ名...

機能

現在実行中のジョブが終了したあと,ジョブネットの実行を中断します。

実行権限

次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられたユーザー

引数

-F サービス名

処理対象とする,スケジューラーサービスのサービス名を指定します。

指定できる文字数は,1〜30(単位:バイト)です。

-B 実行登録番号

実行を中断するジョブネットの,実行登録番号を「YYYYMMDDNNN」の形式で指定します。「YYYYMMDDNNN」の内容を次に示します。

YYYY:実行予定年

MM:実行予定月

DD:実行予定日

NNN:実行予定年月日の実行登録順序番号

実行登録番号の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 4.5.13 コマンド実行時の世代の指定方法」を参照してください。

-R

指定したジョブグループおよびジョブネットに含まれるすべてのジョブネットの実行を中断します。

このオプションを,-E-Tオプションと同時に指定した場合,各オプションの指定内容に従って,ジョブネットの実行を中断します。

-E

実行登録済みのジョブネットの実行を中断します。

-T

ルートジョブネットの実行を中断します。

-X {yes|no|auto}

プランニンググループの下にあるユニットの中から,現在運用中のユニットを自動的に選択して操作するかどうかを指定します。ただし,ジョブグループ配下のユニットに対しては,どの値を指定しても自動的に選択しません。また,ルートジョブネット名称も省略できません。

  • yes

    自動的に選択して操作する場合に指定します。

    コマンドに指定するユニット名は,プランニンググループの下のルートジョブネット名を省略して指定します。

  • no

    自動的に選択して操作しない場合に指定します。

    指定したユニットに対して操作します。プランニンググループの下のルートジョブネット名を省略して指定することはできません。

  • auto

    ユニット名の指定方法に従って,自動的に選択して操作するかしないかを決定する場合に指定します。

    • 自動的に選択して操作する場合

      プランニンググループの下のルートジョブネット名を省略してユニット名を指定します。

    • 自動的に選択して操作しない場合

      プランニンググループの下のルートジョブネット名を省略しないでユニット名を指定します。この場合,指定したユニットが操作対象になります。ただし,プランニンググループの下のルートジョブネット名を省略して指定したパス名と同じ名称のユニットがある場合,省略したものとして扱われ,操作対象のユニットが自動選択されます。

ジョブネット名,またはジョブグループ名

実行を中断するジョブネット名,または-R-E-Tオプションと同時にジョブネット名,またはジョブグループ名を指定します。

指定できる文字数は,1〜930(単位:バイト)です。

ジョブネット名,またはジョブグループ名は,複数指定できます。ただし,ジョブネットを指定する場合,指定できるのはルートジョブネット名だけです。なお,マネージャージョブグループ名とマネージャージョブネット名は指定できません。

ジョブネット名,またはジョブグループ名に,論理ホスト名および実行IDを指定できます。ただし,実行IDを指定した場合,-Bオプションは無効になります。実行IDの指定方法については,「1.1 コマンドの記述形式」を参照してください。

注意事項

戻り値

0

正常終了。

4〜124で4の倍数値

異常終了。

補足事項

使用例

ジョブネット(net1)の実行を中断します。

ajsintrpt net1